積水ハウスの海外戦略

みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

就活塾はいろいろあります。いつも思いますが、どこの就活塾も面接での話し方、自己分析の仕方などありきたりな話ばかりです。肝心の企業研究について言及しているところは本当に少ないですよね。学生さんが気になっているのは企業研究の仕方です。

中期経営計画を見ればその会社がどこを目指そうとしているのかは一目瞭然です。それと意識してほしいのが決算書です。決算書をきちんと読めるようにしなさいと言っているわけではありません。しかし決算書には隠れたいろいろな情報が読み取れます。例えば積水ハウスです。ハウスメーカーは他の業種よりも在庫リスク高いです。飲食店なら仕入れから販売までの在庫期間が10〜20日ですが、不動産は仕入れから着工→完成して販売までの期間は100日と言われています。積水ハウスはこの倍の230日です。ではなぜ積水ハウスの在庫期間は長いのかと言いますと、これもセグメント情報にありますが、国際事業の資産が2019年で約9000億円あります。これは2013年度から増やしていっています。特に他のメーカーと異なり、積水ハウスは個人向けハウスメーカーです。国内はこれから人口減少で市場が縮小化していきます。だからオーストラリア、米国、中国、シンガポールに絞って展開しています。海外は気候や商慣習、生活スタイルなど何もかも異なります。家の購入は日本だろうが海外だろうが大きな大きな買い物です。それを早い段階から海外を視野に展開しています。急に進出したところで海外で通用するわけはありません。

しかしこの在庫(棚卸資産回転期間)が長すぎるというのは資金繰りの悪化を招きます。この長すぎる在庫期間が積水ハウスの正念場とも言えるような気がします。

もしこの方向性をまた変えてしまったら、大変なことになるでしょう。そういう意味でも経営者の方向性というのは本当に大切ですし、それをきちんと引き継いでいく施策をしていかないとたちまち社員は路頭に迷いますね。

政治の安倍政権に批判したいのはわかりますが、死者数が先進国や中国、韓国などの海外に比べ少ないことは評価の高いことではないでしょうか?しかしアベノマスクの前に、もっともっと厚労省に予算をつけることがトップの仕事だと思います。西村大臣は経済政策担当です。この人が前面に出ているという事は、どうしても経済が優先されている気がします。今は厚生労働、つまり薬の開発、感染予防、労働者の賃金が大事なのではないでしょうか?

企業の予算も国の予算も同じです。どこに集中するかでその企業や国の方針が見えてくるのです。

学生のみなさん、資源を集中しているところがその企業の力を入れているところですよ。

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

 

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