企業研究の一つ、フジテレビのセグメント利益
みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
企業研究の一つとしてセグメントを考えていいと思います。
みなさんが就職したい会社は基本たくさんの子会社を抱えている会社だと思います。その連結決算の中にセグメント情報があります。単体ではどうか、グループ会社の連結ではどうかです。ここで一つおもしろいのがフジテレビです。フジテレビはフジ・メディア・ホールディングスといい、メディアコンテンツ事業、都市開発・観光事業の2種類を営んでいます。我々がよく知っているフジテレビはこのメディアコンテンツ事業になります。そしてよく言われているのがフジテレビは視聴率が悪く、毎年4位だ(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジ、テレビ東京)で元気がない!ということです。そうなんですが、昔はフジテレビの勢いはすごかったんです。お笑い、ドラマとすべて1位でした。それがここ最近元気がないと言われ続けています。
しかしセグメント情報を見ると、その理由がよくわかります。
実は営業利益でみると、メディアコンテンツも都市開発も同じくらいの営業利益を出しています。この都市開発事業がしっかり育っているのです。
メディアは今後テレビからインターネットに変わります。そう見込んで多種多様なメディアの変化に応じてテレビ事業で収益構造は持たないので、都市開発事業に力を入れているというわけです。
デジカメの普及でコダックはつぶれ、富士フィルムはヘルスケアで生き残っています。これが正しいという事は絶対にありません。良いものを作り続けることも大切ですし、新たな産業にシフトしていくことも大切です。そう考えると経営者がコロコロ変わるとその方向性がブレてしまいます。そう考えると経営者の後継指名というのは大切ですね。方向性を継続していくことになりますから。
企業研究の一環としてセグメント利益を見てみて、その会社の方向性を理解するのもいいのではないでしょうか?
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫