就活セクハラとOB訪問

就活セクハラ毎年あります

就活生は基本1年だけなので、その年の就活の事情には関心がありますが、その前の年や前前の年などはほぼ関心が薄れていきます。毎年あるのが就活セクハラです。これのせいでOB訪問もしなくなった企業もあります。ほんまに腹立ちます。振込詐欺と同じだとも思っています。手口が巧妙だからこそ、就活生は自分の身を自分で守るということをしないといけません。ではどうやって守るかと言いますと、

①お酒をいっしょに飲まない

酒は全ての判断をくるわせます。多くのが学生が上場企業に就職したいと考えています。その時にOBなどがら就職の相談ということでお酒を伴うことがあります。仮にその席でお酒を飲まないと決意しても、流れや勢いで飲んでしまうケースがあります。そうならないためにも「お酒の場にはいかない」ということが大事です。就職の相談でお酒の場は不必要です。もしそういうことがあれば必ずお断りした上で、人事部の方に所属と名前を必ず報告してください。

②話やすいということで、個室など2人の空間にならない

よくあるのが、自分の部屋に誘うケースです。これは自室にパソコンを忘れたから、とか何とか言って部屋に誘います。それならば、近所のカフェで待つということをお伝えください。これで難癖をつけられたら、身の危険を察知してお断りをして後日人事部に連絡してください。

③人事権を持っているのは、正規のルートのみ。個人には人事権はありません。

就活セクハラの多くは、若い年齢の人です。概ね30歳までくらいです。その人たちの口説き文句に「自分は人事に顔がきく」というような内容です。人事に顔が効いたとて、です。最終決定は最終面接での「役員」さんです。そこが通過できる保証などありません。最終面接でダメなケースは多々あります。学生側はこんな大企業に就職したいと強く思います。その権限は最終面接する役員さんしかいません。かといって万が一役員さんからのセクハラがあっとして入社の確約があった場合は、役員さんは一次面接から手を回さなければいけません。そんなことは不可能です。ですから「入社保証」をちらつかせるような就活は不可能だということを自覚してください。

コネ入社とセクハラは大きく違います

私企業に関してコネ入社があるのは事実です。多くは取引先企業の関係者です。コネ入社はお願いする側と採用する側の双方にメリットがないといけません。ですから成立します。コネは採用をお願いする側だけのメリットではないんです。中長期のメリットがあるから企業側は採用します。学生さんは存じないかもしれませんが、世間では貸し借りをきちんとします。例えば、決裁権のある人が取引側にキックバックを求めたとします。キックバックに応じると取引先側が「優位」に立ちます。だから応じます。そうなると上下関係が対等に変わります。それをネタに取引先が脅すことはありませんが、取引先側とすれば「対等」になる分、仕事がしやすくなります。取引先企業がキックバックを受ける一番のポイントは対等になるためです。企業間取引は、実は優位性を意識しながら仕事をしているんです。だからコネ入社は双方のメリットを活かせないと、上下関係が崩れてしまうんです。

セクハラとコネは全然構図が違うんです。学生側にメリットは何もないですし、企業側も何もありません。仕事の構図がわかれば、泣き寝入りする必要もありません。何かあれば「毅然」とお断りをして、その内容を企業側にきちんと報告することを意識してください。学生側にそれを求めるのは酷かもしれませんが、OBOG訪問がなくなっていくことは企業側にも、学生側にもデメリットです。就活の基本はコミュニケーションです。コミュニケーションの一丁目一番地は「接触回数」です。そのコミュニケーションが企業の入り口で禁止ということで断絶されては大変です。正規のルートがきちんと成立していれば学生側も就活がしやすくなります。

少子化がなんだから、企業側は優秀な学生を手に入れるためにも間口は広い方がいいんです。OBOG訪問は双方にメリットしかありません。こういう振り込め詐欺的な就活セクハラがなくなればいいんです。なくすためには、企業側の対策と学生側の対策の両方があればなくなります。うちとしても年々OB訪問がなくなっていくことがほんまに怖いんです!理由は「社風」を学生に感じてほしいからです。説明会では社風は絶対にわかりません。実際に働いている人たちに会わないと、その空気感は絶対にわかりません。

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