村田製作所のROE

みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

ROEとは自己資本利益率です。計算は純利益➗自己資本です。だいたい10〜20%が優良企業の目安です。ROEは自己資本をいかに効率良く投資して儲けを出したかを見る指標です。ROEを毎年維持するのはとても難しいことです。1年目利益100、自己資本1000であればROEは10%です。2年目に利益100でも自己資本は1年目の利益持たされるから1100になるのです。そうすると9.1%と下がってしまいます。つまり2年目に利益110、自己資本1100で初めて10%になるわけです。維持するにはそれだけ利益も多くあげなければ維持できません。

村田製作所は堅実に経営しています。ROEは12.9%あります。2015年以降ずっと10%を維持しています。ROEを上げるには負債を増やして自己資本率を減らすという方法もありますが、」これは会社存続のリスクにもなります。村田製作所は純利益を上げ続けているのです。

村田製作所の強みは粗利益率の高さにあります。粗利とは売り上げ高−原価です。原価は製品を作るのに必要なものです。この粗利で人件費や家賃、固定費や変動費を支払い、利益をだすのです。粗利を高めるためには適正な原価でないと粗利はあがりません。特に製造業の場合は必要な部品は様々に変化します。その変化に対応し、的確な商品を適正な価格で仕入れ、適正な価格で販売するからロスもなく粗利率が上がるわけです。

こういう会社は伝統的に商売の仕方が受け継がれているからこそ、未来への先見性だけでなく、堅実な経営体質が受け継がれていくのです。某グループはファンドという名目でどんどん負債を増やして財務レバレッジとか怪しい経営手法をしながら大きくなっていっているところとはわけが違いますね

学生さん、しっかり会社の内部を見通して自分の働きたい会社で働きましょう!

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

 

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