M&Aを多くする企業

みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

M&Aをするときは、買いたい企業はそれ相応の価格で購入し、売りたい側はより高く売りたいと思います。有名な買収はインスタグラムですね。2012年、当時売上高ほぼ0、社員13人の会社を10億ドル、当時のレートでおよそ800億円で買収しました。この当時なぜ売上高もろくにない企業にこれだけの破格の値がつけられたかと言いますと、グーグルもこの会社の買収に乗り出していたからです。グーグルも高い買収価格を提示していましたが、圧倒的差をつけたいという思いからファイスブックが破格の値を付けたわけです。

しかしこの買収は先見の買収です。インスタグラムは2010年に開業しているので、伸びだす直前で買収したという感じです。以前、会計基準の題のところでも書きましたが、M&Aというものは成功確率は1割です。しかも買う時はその企業が単体で行き詰まっているのがほとんどです。だから買う側の施策がない限り上手くいきません。

企業再生のファンドにアドバンテージパートナーズと言う会社があります。このファンドには、様々な企業が面っています。その中でたまたまですが、りらくるという会社もあります。この会社はマッサージのお店です。店舗数は業界1位のはずです。しかしCMでも一時期よく流れていました。創業者があの手この手で店舗数を増やします。しかし経営が行き詰まりファンドに売却するわけです。1位の会社でも、行き詰まるんです。それをファンドは立て直してからまた別企業に売るんです。しかし生き詰まっているものを再生できるとは思いません。消費者がそっぽ向いているわけですから。

ファンケルも同様です。ファンケルも創業者が去り、急に業績が下降し、そして創業者がまた社長に返り咲き、広告宣伝をしまくり、売上を回復。あげくにキリンに売却です。売り上げは稼げても利益は稼げないというわけです。今はファンケルのCM見ませんよね。

M&Aというのは下降しだした企業を買うのがほとんどです。建て直さないといけないのです。だからなかなかうまくいかないのです。企業選びの一つの基準にM&Aで買収して成長しています、みたいなフレーズで言う会社はファンド以外は信用しない方がいいですよ。そんなおいしい会社はないですから。

ただ、自社の本業の不足している部分を補い、本業の業績をより上げる情報的な部署を担うM&Aは違いますが。しかしこういう場合はあまり企業側もアピールはしないと思います。

ベンチャー企業は成長しているということをアピールしたいために大きく見せたがります。そこは学生としてよく見て企業選びをしてくださいませ。

斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

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