スルガ銀行。同族企業の恐怖。
みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
スルガ銀行元専務が勝訴。
スルガ銀行不正融資の件は、世間を騒がせました。このブログでも書いています。さて簡単に内容を書きますと、スルガ銀行が不正融資をこの元専務が先導していたために解雇になりました。その解雇が無効だとして、専務側が解雇されてからのおよそ1年半の給与1600万を支払うように裁判を起こしていたのです。銀行側としては、この専務が圧力を審査部にかけていたり、副社長の指示に反して融資を積極的に行ったと主張していました。しかし判決としては、専務が関わっていたのは事実であるが、審査に圧力をかけていたわけでもなく、副社長の指示も一切の融資を禁ずる趣旨ではないと判断されました。つまり裁判所的には、全てがグルだったと感じ取られる内容でした。ドラマさながらの同族企業の悪者を一人に押し付けるような銀行だと言っているようなものです。こういうことが同族企業では起こりうるんです。この専務も悪いのですが、他の同族の人たちも悪いわけです。
銀行ぐるみで書類を書き換えさせて融資が通りやすいようにしていくんです。そしてどんどん融資して、シェアハウスを建てさせます。そして大元のかぼちゃの馬車は良い利回りの話をしてオーナーを募ります。このビジネスモデルは建て続けないといい利回りをオーナーに渡せれません。無理に建て続けない限り上手く行かない商売なんです。
やはり大事なことは考える力があるかどうかです。現場でみなさん働くときに、「おかしいなぁ」と思います。だから先輩や上司に相談します。すると「いやみんなやぅているし大丈夫やで」と言われると必ず「安心」します。キーワードは「先輩や上司が言っている」と「みんな」です。この2つの言葉で勝手に安心します。安心する根拠が実は一番曖昧なものなんです。だから必ず根拠を考える習慣をつけておきましょう。みなさんが就職した会社がこういう同族企業だったら大変です。身を守る方法は、考える能力しかありません。朱に交わればシュラシュシュシュというようにどんどん企業風土に染まっていきます。
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