3回生のインターン準備。

最初の企業の大小は将来を大きく左右する。

転職する上で、最初の企業の大小は大きく左右します。例えば、最初の企業が時価総額1兆円規模の会社なら、それだけでその人に対する見る目が変わります。例えば、紹介企業の人が、取引先の企業に、「この人は、前は~会社に務められていて」と絶対に話します。それに対して、最初の企業が資本金1000万くらいの会社なら、こういう話は通じません。

でもこれが、2回目の会社が時価総額1兆円規模となると上記の話とは異なります。なぜならば大卒の総合職は基本的な名目は幹部候補生です。それに対して2回目の就職は人員補充です。同じ採用でも全然異なります。総合職入社は解雇しずらい反面、人員補充的な採用は会社が傾けば一番最初のリストラ対象です。ですから、大卒の入社はこだわらないといけません。大手に入社する上で今や欠かせないのがインターン参加です。

では大手企業のインターンに参加する前にすべきことは、

①ガクチカの整理です。

多くの学生のガクチカはそれほどたいそうなものではありません。結果の大小が問題なのではありません。しっかり自分で理解することが大切です。学生の模擬店の売り上げを上げた、となると、なぜ上げようと思ったのか?という内容に、「一番をとりたい」ならば、なぜ一番をとりたいのか?という内容に「高校時代に部活であと1勝で全国というところで負けた悔しさがあった。その負けた原因が自分のミスからだった。だからその悔しさを思い出した。となると模擬店出店から、この学生の高校時代まで遡れます。つまり現在の行動は過去の行動の積み重ねなんです。ガクチカの整理というのは、自分の過去の店卸しです

②過去の経験の整理です。

ガクチカだけではありません。自分は過去多くの経験をしています。アルバイト、部活、学祭などその経験を整理して、その動機や行動の理由などを過去に遡って考えてみてください。そのコツはなぜ?なぜ?なぜ?を繰り返すだけです。

③過去の経験からくる自分の強み

過去の経験の多くは自分の強みを発揮しているケースがほとんどです。その強みを明確にしてください。その証明された強みこそがあなたが企業に売り込むものです。

最低限この3つを明確にしてください。それがインターン前にしなければいけないものです。

大手の夏インターンは本選考よりも難しい

夏インターン選考は本選考よりも接触回数が少ないし、面接時間も短い分通過するのはむつかしいです。夏インターンでは書類選考がむつかしく感じます。インターンスタート時期に相談が多いのは書類の書き方です。本選考よりも注意深く書いていきます。実際インターンでは書類は通らないが本選考では書類では困らない学生は多いです。理由は、インターンはあくまでも自社に来るかわからない学生相手です。ですからより書面に意識が向きます。企業もなるべくいい学生に来ていただきその学生を1本釣りしたいというのが本音でしょう。

それに対して本選考は自社に来たいという意思表示をしている学生です。書面よりも実際に会って選考したいと考えるのは常でしょう。

view of a team of business executives sitting at a table

ですからインターンの書面で大事なところは「なぜ、参加したいのか」という部分です。この内容の肝は企業をどれだけ知っているかです。学生側からしたら学習です。インターンを通して何を学びたいかは、過去の経験を踏まえて書いていかないといけません。だから過去の店卸しが大切なんです。今後インターンに書面で落とされると嘆く学生さんが増えますが、その場合は過去をしっかり振り返ってください。過去がいい加減だから未来が見えません。思い出したくないようなことでも思い出して下さい。過去の行動が未来に繋がります。

上手くいく学生の多くは自分のことを関連付けて話をして、その内容がいいこと、悪いことを明確にして話しています。包み隠さず自分のことを話してこそ信用度が増します。

正直根深い学歴就活。

学歴に対する企業の評価はだいぶ減りはしましたが、根深いのも事実です。ですので自身のキャリアに自信がなくてもまずはインターンに応募して下さい。インターンに通過できなくても通過できなかった人用の1dayインターンなどがあります。インターンの場合は問いが2、3問で各設問50字程度で書面がダメだなんて企業はよくあります。こういう場合はなぜ書面がダメだとか学生自体は考えますが、その理由の多くは学校名や学部などです。ご自身の経歴に自信を持つことは大事ですが、ダメだからと思う必要はありません。そういう企業の多くは、過去の社員さんの能力の高い人は、出身学校や学部などで証明されてきているわけですから、それはその企業の色でもあるわけです。かと言ってそこに嘆くのではなく、多くの企業がインターン参加できなかった学生相手にアプローチはあります。そういう方向から近づくこともできるんです。何度も書きますが、諦めず諦めず多くの企業にアプローチをして下さい。

インターンのコツは、書類を提出し続けることです。この夏の動きが来年の冬に必ず実ってきます。うちの学生さんがそれを証明してきてくれているんです

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