できる学生とできない学生
できる学生は腑に落ちている
就活塾をしていますと様々な大学生さんに出会います。うちは基本個別指導です。ですから私はいろいろな学生に会い、比較対象できます。しかし学生さんは、講師の比較はできても学生同士の比較はできません。
できる学生さんは一言でいえば、「納得して行動している」感じがします。納得とは「腹に落とし込む」「腑に落ちる」など理解するだけでなく、納得して行動している、ようです。だから行動が変化できてゴールにたどり着けます。面接官からいろいろな角度で質問されてもその時の状況状況を変化して応えられます。
かたや、理解して行動している学生は、ゴールに対して1本調子です。ですからゴールにたどり着いてもそれは偶然のような感じがします。だから面接官の質問に変化をつけられれば応えることができません。できない学生さんは全て、理解が乏しいので、行動が一辺倒になってしまいます。
納得して行動する人は行動が早い
納得して行動する人は、動きが速いです。腹に落とし込むのが早いんでしょうね。だから瞬時に動けるんです。それに対して、感情で動く人は一辺倒な動きしかできないんです。さらに理解してから動こうとする人は、結局はやらない選択を考える習慣がついている人なので動きません。では腹に落とし込むのはやめるにはどうしたらいいでしょうか?
①常日頃から物事を深く理解する習慣をつけること
納得するということは、腹に落とし込むことです。腹に落とし込むということはどういうことでしょうか?これは腹に落とし込むまで、考えることです。いろいろケースを考えたり、いろいろな法則を考えてみたり、いろいろな角度から考えて理解していくことです。数学で例を挙げると、チャート式の解法を単に覚えるだけではありません。なぜこういう解法になるのか、ここからここへはどういう思考で解かれるのか、など書いていないことに疑問を持つ習慣が大切です。いろいろな角度から考えて理解することが大事です。
②根拠を明確にしていく。
納得する人は、その先を考えます。それを使って何ができるか、これを理解出来たらどうなるか、などその知識の利用方法を1つ考えていきます。その時に様々な問題点も考えていきます。一見、こういうことを書いていると行動が遅くなると思われがちですが、それを動きながら考えていきます。よくスポーツでも1つの動きに対して根拠を明確にさせていきます。根拠が明確だと必ず変化できます。根拠がいい加減だと一辺倒な動きしかできません。
うちの学生さんでサプライチェーンについての仕事を考えています。サプライチェーンという言葉を理解することは簡単です。問題はそれをどう自分のやりたい仕事へ上手に話の方向性を変えていくのかが大切です。世の中には様々な問題が多数存在します。それを解決していく方法を考えていくことが面接官に上手く伝わる方法の1つです。腹に落とし込むと基本そのことに関しては、多弁になりやすい傾向はあります。
納得と理解をはき違えている学生さんは多い
理解していると、それはやらない方に動きやすいです。理由はやらない言い訳を見つけやすいからです。つまり頭で理解して、感情がついてこないんです。人が動くのは「感情」です。それを理解は頭で考えているだけだからなかなか動きに結びつきません。それに対して納得している人は腹に落とし込まれてる分、感情も前向きになります。納得していると感情もついてきやすくなるんです。だから行動もしていきます。
就活が上手くいきやすい学生さんは思考する習慣がついています。ですから様々なケースを考えながら動いている分、面接官から突拍子もないことを聞かれても返答できます。それに対して上手くいきにくい学生さんの場合は、行動のやり方が一通りなので、思考があまりされていません。上手くいく道を単に進んでいるだけでゴールについたということですから、ゴールまでの道筋にあまり思考がない分、面接官の質問に対応できないケースが多いんです。
行動習慣をすぐに変えることは難しいですが、今から意識してください。コツは根拠を明確にしていく習慣をつけることです。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫