行動の再現性が問われています。

儲けている実態はない

経常収支は、ものの取引である「貿易収支」+海外旅行や特許使用料などの「サービス収支」+投資などの利子や配当による「第一次所得収支」+政府援助などによる「第二次所得収支」の合計です。4月~9月期の経常収支の内訳は、第一次所得が22兆円儲かったているそうです。サービス収支は△1.8兆円、第二次所得は△2.9兆円、貿易収支は0.49兆円です。

ここで問題なのは、昔の日本は貿易収支で儲けたお金を外貨に換えたりしていましたが、今は昔と異なり貿易収支事態は対して儲かっていません。第一次所得がかなり儲かっているだけです。海外などの投資による配当金や利子で儲けています。輸出の国だった日本が今や投資の国になりました。これは先進国であれば普通のことかもしれません。しかし多くの日本人が幻想している技術立国という称号はもはや過去のものになりつつあります。

就活生が問われているのは、行動の再現性

学生さんといっしょに面接練習なんてしておりますと、「そこまで言わなきゃいけないですか?」とか言われます。能力を問うのはペーパーテストや口頭試問です。高校入試や大学入試の場合は、生徒さんが授業料を払う立場です。生徒さんは消費者なんです。ですから学校側は、学校の商品である授業についてこれるかどうかを計るだけです。授業についてこれるであろう学力のある生徒さんに学校の授業を売るという立場です。あくまでも学校側は授業という商品を売る立場です。それに対して、就活は企業に労働力を売るんです。つまり企業側が労働力を買うという消費者になるわけです。ですから今までの面接とは種類がことなります。学生側は自分の能力を「売る」んです。ですからすべて出し切って表現しないと買ってはくれません。まずはそのマインドがないと就活はうまくのりきれません。ですから、自分のことをきちんと表現しないと相手は購入してくれません。自分が思っているほど自分の評価は高くないと自覚してください。だから表現するんです。さらに多いのは、ごまかそうとして話して突っ込むと、根負けして「本当のことを言うと・・・」とあきらめてしまいます。嘘は絶対に通じません。嘘と思われたら、そこでアウトです。ですから等身大の自分をきちんと表現してください。

面接で問われているのは、「この学生は思考錯誤して困難を乗り越えてくれるかどうか」です。ESなんて添削しておりますと、企業側に良いように見てもらおうと相手に合わせた内容を書こうとします。聞かれたことに端的に応えて、その続きは「御社の~という面が~~でとても共感が持てます。そういうところと私のこういう面がとてもマッチします」みたいな内容を書きます。自分をきちんと表現してください。聞かれたことに答えた上で、なぜそういう考えに至ったのか?なぜそう考えたのか?その考えから来る課題を自分の経験からどう乗り越えたのか?など企業の良さを言う前に自分の考えをもっと述べてください。その上で企業の良さを伝えてください。面接はあくまでも「自分を表現する」場です。その自分は思考錯誤して困難を乗り越えた自分をきちんと表現してください。

すべてを出し切る、ということは面接官が最後に「何か言い足りないことや伝え足りないことなどありますか?」と聞かれた時の自分の返答こそ、「すべてを出し切る」ことに繋がります。企業は買う側、学生は売る側なんです!自分は企業に何を売るのか、今一度よく考えてください。

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