伊藤忠商事。

みなさん、こんにちは~。内定塾大阪校です。

伊藤忠商事は近江商人の伊藤忠兵衛さんが創業者です。

伊藤忠商事には近江商人の「三方良し」の精神があります。三方良しとは、売り手よし、買い手よし、世間よし。です。

初代伊藤忠兵衛の座右の銘は「商売は菩薩の行、商売道の尊さは、売り買いいずれも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」です

そういう想いで初代忠兵衛は商売道を突き進み、近江銀行の頭取にもなります。そののち次男が2代目忠兵衛を継ぎ、綿糸布を中心に海外貿易で発展していきます。「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと。社会に貢献出来てこそよい商売といえる」と考えていました。

1941年、丸紅、伊藤忠商事、岸本商店が合併し、三興株式会社となるが、1949年過度経済力集中排除法を受け、5社に分割されました。その後が今の伊藤忠商事です。

伊藤忠は元々繊維事業は強かったが、戦後非繊維部の拡大を図り、総合商社として歩み始めます。そしてバブル期に、三井物産や三菱商事などと異なり、財閥を後ろ盾に持っていない伊藤忠は土地や株式といったストックに手を出しすぎて、バブル崩壊後のダメージを大きく受けてしまいます。

その処理に終止符を打ったのが丹羽宇一郎さんです。「毎年毎年、特損を出して利益が伸びないようでは社員の指揮があがらない。20世紀の膿は20世紀に吐き出す」と決意し、巨額の損失処理に踏み切ります。これは当時でいえば会社が吹き飛ぶ可能性のあることです。この決断の裏には「清く、正しく、美しく、正義は勝つ!」という想いだったそうです。

初代伊調忠兵衛の三方良しの精神がここでも生きてきます。野武士集団のイメージが強い会社が1858年からずっと成長し続けているのですか、やはり「正義」がない限り継続はできません。この会社は何でもありではありません。きちんと社会貢献にかかわる使命感が根付いているのです。

この処理のおかげもあり好業績が続きます。そして大躍進の立役者、岡藤社長にバトンタッチされるのです。

岡藤社長は自ら先頭に立つエネルギッシュなリーダーです。社内に110運動を推進します。これは取引先との会食や社内の飲み会も1次会は10時までとします。リクルートだってリクルート事件依頼、基本取引先の接待を禁じていたり、JRだって事故があって日勤教育がなくなったりと仕事をするのは人なんで、人に対して制約をつけることで、従業員が休めるわけですね。朝に仕事を集中させ生産性をあげる。野武士集団だから集中力は半端ない。丹羽さん、小林さん、岡藤さんと商売人としての三方よし、の正義を重んじているからこそ、間違った方向に進まず結果をうみだせるわけですね。

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