就活で応える自分なりの考え!

就活で大切なことは、自分の考え

テスト中心の学生さんにとって初めて面接で評価されるとき、どうしても気になってしまうのが「正解・不正解」です。テストは〇×ですが、就活は〇×や減点方式ではありません。面接官はあくまでも「場の雰囲気」を最も大事にします。その返答の内容が論理的であるかないか、合理性があるかないか、などが話に入っているかです。ですので返答の答えが大事なのではなく、返答の後の理由や、想いなどの内容が最も大事です。

ドル高・円安の構造は続く

例えば、日本のIT大手の志望動機に、「日本の強さを取り戻したい」と言った後に、理由を話します。その内容が大事です。

昔は通貨の上がり下がりは国力の差と言われていました。ただ先進国間では大きく左右されるのは国間の長期金利差です。日本の金利が0.25%、アメリカの金利が4%だった場合は日本の円を売ってドルに換えて債権を買った方が1000万だった場合は日本円では2万5千円、ドルだったら40万の利子になります(為替の違いがあるので一概にはこの通りにはなりませんが・・・)。通過だって商品と考えれば、需要の高いものの値が上がって、需要の低いものは値下がります。ですので円を売ってドルを買うと必然的にドルは上がり続けます。

それがここ数年、アメリカの圧倒的な強さがあります。それがSNS関連です。我々消費者は知らない間に円を売ってドルを買っています。その理由は、グーグルやアマゾン、インスタグラムなどそれらを使用しているとそれらアメリカの企業に収益があがるので、円で商品やサービスを購入してもそれは必然的にドルに変換されます。つまり日々ドルを買っていると言ってもいいくらいなんです。さらに、アメリカのAI専用半導体メーカー、NVDA(エヌビディア)は半導体の規格を自社の製品に合わせて普及させていくので、AIを使いたいメーカーの半導体はこの規格に合わせるためにこのNVDAの半導体を使わざる負えないんです。そうなるとこのAIブームに便乗してこのNVDAは急激に業績を伸ばしています。なんせ、我々消費者の日常に大手アメリカ企業が入り込んでいます。SNSを欠かせない日常である以上、円安ドル高は永遠に続きます。この日常に日本の企業が入らないといけない!

などIT業界についての想いを語り、その次になぜ御社かを語るとそれが自分なりの考えになります。

①金利差の問題で知識がわかります。②日常に入り込んでいるSNSが間接的なドル買いになっている。③これからのトレンドはAIであり、そのAIの大元の半導体の規格もアメリカに握られている。

などの情報は正しいかどうかなんてわかりません。ただそれが根拠のある自分なりの考えです。そうなるとこの最初の「日本の強さを取り戻したい」という言葉が信用できます。だから自分のペースになっていきます。

正解を求める学生はうまくいかない

うちの学生さんがよく言われるのは、「自分の考えを持ってるね」です。これを言っていただけるとその企業には採用が決まります。自分の考えを持たない学生さんの特徴は、相手に合わせた答え重視なんです。良い答えをしよう!相手に好まれる答えをしようとします。だから深堀りされると何も答えられなくなります。結局は聞かれたことに対しての答えよりも、その答えになった理由が一番大事であり、その答えが納得できる根拠のある内容かが問題なんです。就活は個性、個性は感情です。相手に合わせた返答はどうしても感情がおろそかになった返答になります。自分が主体の考えは自分がこうしたい、こういう思いがあったなど感情を交えて話ができます。自分らしくを伝えるために自分の想いも含めた上での話を論理的にしていきましょう。

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

 

 

 

 

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