夏の就活。夏休みを制する者は就活を制する
夏はインターン参加がメインではない
この時期、夏のインターンに参加に向けて皆さんいろいろ行動しています。あえて言いますが、1週間ほどの夏のインターン通過は大企業に関しては「難しい」です。そんな難しいインターンに躍起になっていくのも正直「?」と思います。受かればラッキーでいいんです。就活の勝負は11月からと思ってください。早い学生は12月には内定をもらっています。しかし12月に内定をもらってその後就活を続けるかと言いますとほとんどの学生がそこで終わります。最初に行く企業はなるべく複数内定をもらい、その中から選んだ方が絶対にいいです。早期選考のデメリットは。①選考基準が高い。②就活が終わりやすい。です。就活を続けていくのはしんどいんです。志望動機と面接で聞かれることを考え、適性試験や能力テストの対策、最終面接での緊張感などがあり、正直学生は早めに終わりたいんです。その気持ちと早期選考がマッチするから、企業側もなるべくいい学生を早期選考で囲いたいというのが本音です。例えば、ゼネコンで、清水建設と竹中工務店、大林組など5大ゼネコンの3つに内定をもらうのと、清水建設のみの場合だと、選択肢が複数の人と1つだけの人とでは、働きだしてからが異なります。複数内定をもらうことで、行きたいところを今一度整理をつけて選べるんです。ですので、就活のポイント、同じ業界に複数内定もらうことを目的にしてほしいんです。
夏のインターンの目的は?
夏のインターンの目的は「企業を知る」ことです。昔の就活は3月に選考スタートが守られていた時期は、一斉に説明会を聞いていきます。何十社も一斉に聞いていき、その中からエントリーシートを書いて応募していきいます。どこの企業にどんな内容のシートを送ったのかを忘れてしまうくらいです。正直スケジュールはめちゃくちゃタイトでした。今は夏からインターン参加という名目で企業の話を聞いてください。インターンに通過できなくても通過できなかった人用の1dayインターンも多数あります。あくまでも目的は「企業のことを知る」ことです。どんな会社で、何を作っていて、シェアはどれくらいあって等、そういうものを知っていきます。その知識の蓄積を目的にしてください。インターン通過をメインにしていると正直、心が持ちません。なぜなら大企業に関しては通過が難しいからです。それよりも企業のことを知るためにエントリーシートを書いていき、「慣れていく」ことを意識してください。
夏のインターンに多数応募していくと、秋口からは有利になる
あくまでも複数内定を意識してください。そのためにはまずは1つの内定です。夏にインターンに多数応募していくと、だんだん慣れてきます。必ず企業の人と接触していきます。そこで話す内容や話し方も整理されていきます。そういう人が、1月、2月になると余裕を持って企業の人と話ができていき、他の学生と差がついていきます。面接で一番大事なことは「雰囲気・印象」です。これは余裕から生まれていきます。そういう自分の余裕をきちんと企業の人にわかってもらうのです。
夏前の学生さんは、自分の評価は高いと誰でも思います。でも企業側からしたら、それほど高くありません。大企業の人事担当者のほとんどは、いい学生かどうかなんてわからない、と言っています。新卒学生の能力を見極めることなどできないんです。大事なことは「伸びる」学生かどうかです。伸びる学生の要素は「素直さ」です。ですので自分を過剰評価して高く見積もっていたり、低く見積もっている学生さんは就活が上手くいきにくい人です。ですので夏の間に自分の評価をきちんと自分なりわかっていくことがこの夏のポイントです。夏に自分の評価を高く見てくれていると実感できればそれはそれでいいですし、低く評価されていると実感できることもいいことです。自分の立ち位置を把握することこそが大切です。自分は企業の人からどう見られているのを実感してください。それがわかると素直な自分になっていきます。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫