大学4回生で卒業間近の内定

うちの学生さんが卒業間近の2月に内定をもらいました。

売り手市場と言われてもなかなか決まらなかったのが実情です。この学生には事前に許可はいただいているのである程度具体的に書かせていただきます。

うちに入塾されたのは4回生の10月です。それまでは自力でやっていました。就職留年はしたくないということでした。この学生のこだわりは家から通えるところでした。関西勤務を希望しています。学部は理系の学部で専門性の高い学部だったので決まりやすいはずなのです。決まらなかった大きな理由は、①話せない。②勤務地へのこだわり。の2点です。お会いしたときに感じたのは。話せない、という大問題でした。初めて10月にお会いしたときは、「これでも大分話せるようになりました」ということでした。こちらが質問しても、沈黙が長く続き、返答もできずでした。学部の専門的な話を聞いても言おうとしているのはわかるのですが、沈黙は続きます。沈黙が続く理由は、「うまく返答しなければいけないと焦ってしまう」とのことでした。頑張って勉強して、理系の学部に進んでも話せないとアウトです。そんなこんなが続き、2月にやっと内定をもらいこの春無事卒業できます。

内定先は100名規模の会社です。彼の元々の希望は5000人規模の会社でした。彼は「この会社で働きながら、転職活動を続けていきます」と言っていました。それはいけません。これからお世話になる会社に入る前から転職をするなら、行かないほうがいいと強く言いました。大事なことは現状を把握するということです。転職するときにまず最初に見られるのが、学卒後の最初の会社です。どの会社に就職したのかです。次にその会社でどれくらい働いたのかです。この2点はとても重要です。そこでどういうスキルを得たのかが大事です。もし最初に行った企業の従業員規模が少なく、さらにその会社でも続かないとなったら、次の転職先で大企業に就職できてもいの一番にリストラ対象になるでしょう。企業には人員不足になったら補充して、景気が下がればリストラするのは普通なんです。ある調査では30歳までの転職回数が2回から3回の間と言われています。22歳から30歳までの間に3回転職するということは、8年で3回です。1社あたり2年7ヶ月ほどです。アルバイトやん、です。この2年7ヶ月でスキルがどれだけ上がるのでしょうか?せいぜい立派になるのは電話対応くらいでしょう。

大学生になってから自分の短所を補う行動をすべき

我々は就活のプロです。その目線で言えることは、就活で苦労するタイプのお子さんはすぐにわかります。ただ、こういうお子さんでも実は合う企業にすぐに出あれば簡単に決まります。過去そういう学生さんに何回か会いました。こればかりは巡り合わせです。苦労しそうな学生さんが巡り合うと言っても多くは中小企業です。1000人規模大企業となるとそうはいきません。

ですので、苦労しそうな学生さんにすぐに指摘してもヘソを曲げられます。どれだけ丁寧に話しても改善はしてくれません。企業に不採用と言われて初めて腑に落ちてくれます。でもそれから改善しても間に合いません。一緒に付き合うしかありません。

上記の学生も話せないのはわかっていながら、改善をしてきませんでした。彼はそれをとても後悔していました。ですから、大学1回生のかたがこれを読んでいてくれたら、まず大学生になってから喜ぶのではなく、自身の強み弱みをきちんと洗い出してください。それを友人、親、先生など周りの人にヒアリングしてください。あくまでも短所ではありません。弱みです。それを3年間かけて改善してください。それと同時に、強みをどんどん活かすような行動をしてください。上記学生さんがもし1回生で質問してくれたら迷わずバイト先の選択をさせていたでしょう。コールセンターやカフェの接客や不特定多数の人が行き交うバイトを勧めていました。

イチローさんが高校生に言っていた言葉がとても腑に落ちます。

『ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然できない子は上げてもらえないから。上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変』

無理矢理でもあるレベルまでは上げてもらえた高校生も今や自分で律してあげなければいけません。それができる人とできない人がいます。できる人はどんどん上がるし、律せない人はあるレベルにも達しない、でも周りは達しない人も褒めていく、そして気づけば、内定もらえない、となるとほんまになんか切なくなります。

これからどんどん格差は広がっていきます。本を読まない学生に自主性を慮る教育をしていくということは引き上げないという、ある意味では校内暴力が流行っていた教育に戻りつつあるわけですから

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