内定塾流、志望動機の書き方
みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
内定塾流、志望動機ってどう書くの?
志望動機は、就活で最も大事な書面の一つです。この度、内定塾ではその書き方をご説明いたします。
①willを明確にする。②mustを考える。③canを主張する。④社会で実現したいこと
①willを明確にする。
これは頭出しです。まずこのしたいことをきちんと書いて読み手に何を書いているのかを印象付けします。自分がその企業で何をしたいかです。企業にとって選考のうえで大切なことは志望動機と会社で何をしたいか、です。未来のことが中心です。その何をしたいかをまずはきちんと書くのです。この2つが選考の7割を決めます。何をしたいかは漠然とした未来ではありません。きちんと明確にするためにも、過去の経緯がとても大切です。例えば、人々においしさと健康を届けたい、その想いで貴社を志望する。と書きだした場合に、なぜそう思うようになったのかを考えないといけません。限られた字数の中で、すべてを書くことはできませんが、自分がなぜそういう想いに至ったのかを自分の中で必ず整理してください。
これで頭出しは決まりました。意思は過去とつながります。個々で大事なことは必ず過去の経験を考えることです。何を経験してそう思うようになったのか?です。こんな感じでいいや!とか曖昧にすると面接のときに墓穴を掘ります。そこのところをよく考えていきましょう。
志望動機willの例
[資生堂] お客様の世界観を変えていきたい。とか、世界中に美と健康を届けたい。
[花王 ] 商品を通して、豊かな生活文化をつくりたい。
[UFJ銀行] 貴行でグループとしての総合力や規模の大きさを活かした仕事がしたい。
[三井住友銀行] お客様とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を結ぶことにより人々の生活を支えたい。
[みずほ銀行] お客様の真のパートナーになりたい。
[日本生命] 「人のために最大の努力ができる」という私の強みを活かしたいからだ。
[明治安田生命] 「多くにお客様を支えたい」からだ。
[三井住友カード] みずからの行動で社会に影響力を与え、人々の生活をより快適にしたい。
[ADK(アサツーディ・ケイ)] 何気ないやりとりから、クライアントの要求の本質を読み解くことができる長所を活かしたい。
[アサヒビール] お酒の持つ「人の笑顔を増やす力」に心打たれた。とか、貴社に「革新のDNA」を感じたからだ。
[ソニー ] 貴社の商品を多くの方に広めたい。
[本田技研工業] 人の一生の記憶に残るような価値を世の中に提供したい
これ以外にもさまざまありますが、まずは自分がしたいことをきちんと書いてください。中には理由を書いているのもありますが、大事なことはその考えにいたった根拠であり、その根拠である経験です。そこをしっかり考えていきましょう。
②must=企業が求める人材像
自分の意思が固まったら次が企業が求める人財です。業界、企業によって求められる人材は大きく変わります。企業研究を通じて自分で考えられる求められる像を考えます。企業は対外的には同じことを言います。挑戦心があって、バイタリティー豊富で、とかです。そこでよく考えないといけないのが企業がどういうことをしているかです。それだけではわかりません。実際に社員さんと合わないと見えてきません。社員さんと合い、どういう人が会社に求められているかをよく考えてみてください。人はいろいろなタイプがいると思われがちですが、やはり社風というものがあるのです。その社風がどういうものなのか、言葉ではなく感覚できちんと感じてください。それを言語化していくだけです。ちなみに業界別に求められる人材像は
【商社】 バイタリティー、主体性、巻き込む力
【金融】 誠実さ、勤勉さ
【マスコミ】 バイタリティー、企画力、想いの強さ
【メーカー】 チャレンジ精神、傾聴力、行動力、チームワーク
【インフラ】 推進力、チームワーク、あきらめない粘り強さ
【建設・不動産】 チームワーク、危機管理能力
などが挙げられます。これだけではないですが、多いのがチームワークです。仕事はチームで動きます。チームワークは絶対に必要です。しかし単なるチームワークではなくお互いが自立したチームワークです。お互いが自立しているからこそ仕事を安心して任せられるのです。依存状態の学生が就活に決まりにくいのは、安心して任せられないからです。仕事してる同士が安心して任せられる状態、つまり自立した人同士が支えあえる、相互依存の関係こそがチームには必要です。
can=自分ができること。
志望動機の中で一番大事なことは自分ができることです。このできることとは、仕事をする上で活かせる資質や能力のことです。この自分のできることは必ず過去の行動と重なってきます。過去の行動がきちんと整理できていくと自分の強み及び、仕事に活かせる資質が見えてきます。この活かせることは求められる資質とある程度に通っていないといけません。例えば、求められる資質が、リーダーシップだというのに、過去自分は、人を支えることが強みである場合などです。リーダーシップはあくまでもイメージとして引っ張る強さみたいなものです。商社に勤務したいならその能力が問われます。しかし自分のエピソードが、後方支援のようなエピソードではズレが生じてしまっています。ですから自分の強みは過去のエピソードの積み重ねで考えていきましょう。これは本当にアナログで考えるのです。
自分の強みってどう発見するの?
これはまず、学生時代頑張ってきたことから考えていきます。サークルで、みんながやる気がない中で自分が頑張り、周りのモチベーションを上げたという話だとすると、そこに巻き込む力があります。その巻き込む力でつぎに学業でゼミのみんなで発表やプレゼンを作り表彰された、などがある場合。さらに、アルバイトで新商品コンペで従業員一同でがんばって入賞した。となるともう完全に巻き込む力が自分の強みになるわけで
しかしこんなきれいに行くわけがありません。ただ、やはり大事なことは過去のエピソードと比例しないといけません。過去必ず自分は自分の強みを活かして成長したはずです。その共通項を見出しましょう。よくあるのが、自分がアピールしたい部分と過去の強みに裏打ちされた部分との乖離です。ここで大事にしたいことは、過去の自分の強みも大事ですが、しかし我々はその強みは1個であるわけではないのです。やはり相手に合わせて変化しないといけません。リーダーシップだって全くないのは別ですが、ある程度持っているようならそれをアピールすべきなんです。ただ大事なことは自分の真の強みを把握しておくことです。これがないと変化できません。やみくも求められていないのに、自分の真の強みを強調してもあまり反応はないですよね。
よく企業さんがインターンでコンピューター診断で強みを見つけることがありますが、あれはあくまでも目安です。鵜呑みにしないでくださいね。要するに、コンピューター占いみたいのもんですから。
信じるべきは自分の過去の行動の検証から見出された強みです。その強みをしっかり見つけ出しましょう!
このwill must canの3つが上手くまざりあって志望動機は上手く書けます。
会社を通じて社会で実現したい事
就活で大切なことは、この志望動機と会社で何をしたいかです。何をしたいかはやはり大きく考えないといけません。会社を通じて社会をどう変化させていきたいのでしょうか?その実現したいことは過去とリンクしないとそれは夢物語です。どういうことかと言いますと、AIの技術を通じて一人一人に合った最高の化粧品を提供して、すべての女性の個性を引き出していきたい。世界中の女性の笑顔が最高の幸せにしたい。など化粧品を通して、世界中を笑顔にしたい、と考えています。これを志望動機のwillに入れてもいいですが、やはりこういうものは実務的ではありません。そういう意味では化粧品会社を通して社会を笑顔にしていきたい、と別で考えることが必要です。
ここで大切なことは、この社会で実現したい事の根拠です。なぜそう思うようになったのか?そこが過去の部分です。その過去の部分を明確にする根拠が必要です。自分が体験したことを踏まえて考えてください。これがどの企業でも通じるわけではありません。しかし大企業の命題は「存続」です。存続するためには、やはり成長がない限り大企業は存続しません。
企業というのは強いところが勝つということではりません。もし大企業ばかりが勝つとなると新しい産業は生まれませんし、新しい企業も出てきません。企業が勝つのはスピードです。変化をどう見つけ、どう対応していくか、そのスピード感が求められます。大企業は大きい分小回りが利きません。
大企業のメリットは圧倒的に従業員さんが多いという事です。だから一人一人の力が発揮されれば遅くてて対応できます。その能力の発揮するためのビジョンこそ従業員さんのモチベーションにつながるわけです。会社のビジョン、個人のビジョンとが重なる部分が明確になってモチベーションが上がるわけです。ある意味での個人での使命感です。そういう使命感が踏ん張る力を与えるのです。
まとめ
志望動機にはwill(会社でしたい事),can(自分ができる能力),must(会社が求めている資質)の3つを上手に入れながら書いていくことが大切です。この3つをベン図のように重なり合わすことが大切です。その上で、また別に自分が会社を通じて社会で実現したいことを別で考えてください。自分のビジョンと会社のビジョンも上手く重なる部分があるといい効果を生みます。
企業が採用する上重視するのは、志望動機と会社で何をしていくのか、です。この2つを絶対に手を抜かずに書くようにしましょう。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫