企業研究の仕方。

みなさん、こんにちは~。内定塾大阪校です

企業研究って何をすればいいのかわからないですよね。自己分析は自分のことだからどうすればいいかはわかります。企業分析はなぜするのか?をしっかり考えないといけません。

企業分析の目的は、自分自身の動機づけです。その分析を進めていく上でどうしてその企業に行きたくなるのかが見えてきます。例えば、福利厚生の充実を目当てにしていた場合は、福利厚生を比較していきます。それは誰でもすぐに思いつきます。では、どうすればその企業の思い入れを強くできるかと言いますと、それは企業の沿革、歴史を学ぶことです。なぜその会社が立ち上がったのか?どういう想いでその会社を作ったの?創業の精神というものは企業にとって非常に強い思い入れのあるところです。

しかし会社というのは創業者の想いだけでは成り立ちません。いろいろなことがあります。今の日産のように企業内クーデターがあったり、M&Aなど創業者と関係がなくなっているケースも山ほどあります。ですので、

①創業の精神(創業者の想い)。②企業の山と谷。③谷からの脱却。④現在の事業状況(売り上げ、営業所数、主要商品、子会社などなど)⑤未来へのビジョン(中長期経営計画)などを考えていくとどんどん自分の中に落とし込まれていきます。

一言でいえば創業から未来まで。を調べていくことです。

企業が存続するということは本当にすごいことなんです。明治維新を経て、日清日露戦争、世界恐慌、太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、オイルショックやリーマンショックなど世界経済は変化していきます。この目まぐるしい世界経済の中で生き残る秘訣はただ一つ変化に対応している企業のみが生き残るのです。

だから沿革を調べてどう変化していったのかを知る必要があるのです。例えば両替商の三井は明治維新後も発展を続けます。かたや大阪の天王寺屋は明治政府に睨まらて没落していきます。三井は上手に江戸幕府、維新軍の両方にお金を貸し、天王寺屋は江戸幕府に肩入れしていた。それだけですが、そういうことが原因でつぶされるわけです。それはGHQでも同じです。会社は経済や社会不安だけでなく、時の権力者にも簡単につぶされてしまうのです。そういう背景の中生き残る企業は本当に力があります。変化に対応できるかが企業研究のポイントでもありますね。

企業研究を進めるとその企業に対する思いがどんどん強くなります。どういう会社で働きたいかを考えてからそれをベースに研究していくと比較しやすくなりますよ。

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