こんなときこそ高橋是清!
みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
日本政府の意思決定の弱さが出ていますね。
1929年に始まった世界恐慌の余波が日本にもやってきたのが1930年。当時の大蔵大臣高橋是清は、通貨制度を見直し、赤字国債を大量に発行して、デフレからいち早く脱却しました。今や主流のケインズ政策をケインズが発表する5年前から実施していたという事に驚きです。
世界恐慌の2年前の1927年の昭和金融恐慌がありました。この時は当時の国会で片岡大蔵大臣が、「東京渡辺銀行が破綻しました」と発表しました。まだ破綻していないのにです。そうなると預金を預けていた預金者が殺到し取り付け騒ぎ起こります。さらに鈴木商店の倒産により台湾銀行が休業、近江銀行も休業を強いられました。この事態に高橋是清が蔵相に就任します。
社会は不安になり、各銀行への取り付け騒ぎが起こります。そこで高橋蔵相は片面だけすったお金を大量に用意し銀行に送ります。お金はあるという安心感を預金者に持たせたのです。そして「日銀特別融資」「台湾銀行救済法案」をすぐに通して金融不安を回避しました。
こういうことができるのは高橋是清だからです。こういう事態には大胆に意思決定できる人が蔵相にならないといけません。阪神淡路大震災の時、当時の社会党の村山首相はすぐに自民党に対策を任せました。東日本大震災では当時の菅首相はパフォーマンスに走りました。自分の力量が分かっている人こそトップでないといけません。
麻生さんは立派な大臣だと思います。しかし本当に麻生さんでいいかは別です。こういう時こそ、本当に力のある蔵相に政権を任せたいですね。
旅行商品券や肉や魚介の商品券などの案を出して先にネットで世間の反応を見ているような決断の仕方をしているような大臣では安心できません。しっかりとした意思決定をしてほしいです。安倍さんのように賛否は関係なく、一斉休校を支持するような意思決定をしてほしいですね。
自民党にも高橋是清みたいな人はいるはずです。そういう人に任せられたらいいのになぁ。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫