内定塾流 就活で10年後の自分を伝える方法。

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

内定塾流 就活で10年後の自分をきちんと伝えよう!

面接で大切なことは、自分が仕事を通じて社会をどうしていきたいのか、と会社で何がしたいのか、が最重要ポイントです。その未来の話の根拠として過去の話を聞くわけです。ですから1次、2次通過する学生のほとんどは過去の話の準備がきちんとできています。3次面接や最終面接で落とされる人の多くは、志望する会社の未来をと自分の未来を上手に結び付けれていないので、仕事に対する信用を失っているのです。

①会社はどういう人材がほしい? ②仕事面から考える10年後  ③家庭の面から考える10年後  ④女性の転勤  ⑤本当に考えるべきは50代の自分

会社はどういう人材がほしいのか?

欲しい人財はただ一つ伸びる社員です。伸びる社員の絶対条件は「素直な人財」です。しかし素直とは抽象的すぎます。もう少し具体的にいうと自社の社風にあう人です。社風を小ばかにしてはいけません。社風こそその会社の成長の源です。社風は一人では作られませんし、急には作れません。長年積み重ねてきた企業文化ですどの会社の人だって、最初はみんな真面目です。成果を挙げている人ほど真面目です。真面目とは固い雰囲気かと思いますが、そうではありません。真面目とは「物事に本気で向き合い、真剣に取り組み、人に対して誠実な人」のことを言います。そういう真面目さを求めています。真面目とは固い人ではありません。柔軟でかつ、真剣にかつ、誠実な人のことです。

だから単なる固い真面目な人は、過去のことは準備をしっかりできますが、未来の準備ができません。だから真面目であればあるほど最終面接がダメになります。過去は未来への根拠にすぎません。過去のことをいい加減にして未来のことをは話してもその人となりの根拠がないから1次で落とされます。

企業はその会社に入りたい人が絶対条件です。事前準備の甘い、自分の過去も話せないような準備不足の人は最初からお断りです。入りたいという意思が感じられないのです。

では10年後の自分はどう考えたらいいでしょうか?

仕事面から考える10年後の自分

これは必ず個性や自分らしさを出さないといけません。自分の強みを必ず活かしてください。ありきたりなのが、新規プロジェクトのリーダーをしていたいです。とか言う内容です。別にこの内容が悪いわけではありません。根拠をきちんと伝えないといけません。そこが個性です。ほとんどの人がここで終わって質問を待つからいけないんです。

このプロジェクトをするためには、3年後には、5年後にはどうなっていないといけないのか?今会社はどういう方向で進んでいっているのかを勉強したうえでその方向性にからめた内容でないといけません。しかもそこに自分の強みを絡めていきます。つまり、①自分での成長プラン、②中期経営計画から見える会社の方向性、③自分の強みです。これを聞かれたときにさっきのプロジェクトリーダーの続きを聞かれる前に話すのです。そうなると面接官は「よく考えているね」となるわけです。この10年後の仕事での姿は、ある意味アピールチャンスです。会社の強みと自分の強みを上手くリンクさせて自分で話せるチャンスなのです。

英語の強い学生さんは話が作りやすいです。10年後は海外の~支店である程度のチームリーダーとして働いていたい、から始めれば、そこまでのステップを考えていけばいいだけです。自分の英語力をアピールできます。英語力の高い学生は非常に多いです。だから以前のブログでも書きましたが、英語力はアピールになりません。しかしこの場合は自分で主張できるのです。だから強みを相手に聞かれる前に主張できるという利点があります。

家庭の面から考える10年後

実はとても大事なことは、自分が何を大事に生きているかというライフプランです。例えば10年後には子供が幼稚園でとか結婚観からの話もいいでしょう。会社は独身はあまり好みません。なぜなら仕事がいい加減になりがちだからです。ある意味結婚して家庭を守るということを男女問わずに話すこともいいでしょう。男性が家族を守るという主張もいいですし、女性が家族を守るという主張もいいでしょう。特に福利厚生面での充実を選ぶことを言う場合には、家族とのかかわり方を熱く語ることもいいでしょう。

家族面の話をするときに必ず言わないといけないことが転勤の有無です。会社に転勤はつきものです。転勤はどこでもいいです、というわけにはいかなくなると思います。ただそこは見えてこないでしょうし、自分なりの転勤のスタンスをよく考えて話しできるようにしてください。例えば、頑な地元関西でないとというのではなく、家族がのびのび暮らせる場所やなぜ関西でないといけないのかを考えた上で、柔軟に考えていきましょう。あくまでも仮の話なので、未来を柔軟に考えて話すようにしてください。

女性の転勤

実はまだまだ就活で女性の区別はあります。それは見た目とかではなく、退社のリスクの大きさです。焼肉のたれで有名な日本食研は社内結婚を推奨しています。そうなんです。社内で結婚してくれれば会社の事情も知っているし、会社へのロイヤリティーも高くなります。しかし多くの会社の大きな悩みは、旦那が別の会社の場合、女性本人の仕事ぶりなどではなく、旦那さんの転勤で女性が仕事を辞める場合です。例えば、旦那が九州の大分に転勤になりました。女性の会社には福岡しか支店がない場合に大分にはいけません。そうするとどうしても女性の方が辞めて旦那についていきます。

これは大企業であるある事例です。だんなの会社は別会社なので文句を言うこともできません。せっかくお金と時間をかけて立派に成長してもらったのに辞められることは本当に会社にとって痛いことです。その辺りは女性は家族を重んじるので子供が小さければ、単身赴任というわけにはいかないのが多い事例です。だから男性を取りたがります。特に大阪という市場は売り上げが大きな市場です。とある証券会社の営業の女性が、大阪から四国に転勤しました。彼女は大阪でとても優秀で優良顧客の多くを担当していました。売り上げもダントツでその支社では1位でした。証券は買っていただかないといけません。しかも東京や大阪は金持ちの持ち方の桁が1桁異なります。だから上手に販売したら額が一気に上がります。もちろん上がるという銘柄をきちんと選定して売らないといけません。そういう土地柄もあり売り上げNO1になるのです。しかし旦那が高知に転勤になり彼女もそこに同伴したいので会社にお願いして高知にいきました。大阪はある意味独特な場所です。せっかく大阪、→東京というラインがあるにもかかわらず、高知に行ってしまいました。会社とはある意味損しています。そういう意味で女性の雇用に対する会社側の思惑もあるのです。

女性は男性よりも本当に優秀です。だから教育しがいもあります。伸び率も高いですし、男は建て前、女性は本音の生き物です。だから女性は伸びるんです。基本的に企業は女性を多くとりたいと思っているのは事実でしょう。だからこそ辞めないということを暗に伝えることが重要です。会社は辞められるより、会社側の意思でやめさせたい、つまりきちんと優秀な人を選別していきたいと思っているのです。

本当に考えるべきことは10年後よりも30年後、50代の自分。

企業にとって年齢構成はとても重要です。20代から60代までピラミッド型が理想です。絶対に避けなければいけないのは逆ピラミッドです。コロナ前までは企業の業績は良かったので、リーマンショック並みのリストラをしていました。早めに早期退職を促すわけです。早期退職のデメリットは優秀な人材は去るという事ですが、王道を進んでいる社員さんは自分が王道かどうかはわかっているわけです。そう考えると企業は王道の社員さんは残るという仕組みを作りたいのです。ある意味銀行の出向がリストラですね。しかしどこの企業も銀行ほど会社を抱えているわけではありませんから、社員さんを出向させるわけにはいっきません。だから早めに早期退職をさすしかないのです。

電通が個人事業主契約を40代から始めます。みずほグループが週3日勤務を始めます。どこもかしこも50代の雇用はリスクなんです。そのために早め早めに手を打っています。だから学生さんたちが考えるのは50代からの働き方です。だから今のうちからしっかりビジョンを持つ必要があるのです。

50代までに資格を、と考えることも悪いことではありませんが、資格が仕事に繋がるのはわずかな資格だけです。基本的にその仕事に従事しながら取得すべき資格ばかりです。そう考えると資格で仕事をするのではなく、経験で仕事をする、という事を考えるべきです。つまりはマネジメントです。よく仕事柄中小企業診断士さんとお話しさせていただきますが、9割実践的ではありません。資格に頼った仕事をしているからコンサルとして、業績をあげることがメインになっていないのです。

コンサルは大手はどこでも契約しています。そういう力を身に着けるべきです。つまり20代でのマネジメント、30代でのマネジメントと、それぞれの年代に応じた計画を考えてみてください。マネジメントの神様、ドラッガーが言います。マネジメントは「人」であると。

なぜ30年後を語るのかから話だし、必要なことは「会社に雇用で頼らず、人として会社から必要とされる関係を構築したい」から始めてください。そして話し出すと聞き手も聞きやすくなります。内定をもらうということは、その会社でのリストラもあるという覚悟も必要です。誰でも起こりえますから、しっかり20代、30代で何を会社から吸収していくか、50代の自分から逆算して考えていきましょう!

 

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です