ベンチャー企業を受ける。業績回復 メルカリ

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です

コロナ禍で業績上げているメルカリ

メルカリは創業は2013年と創業して7年ほどのベンチャーです。創業者の山田進太郎さんは、早稲田大学在学中から楽天のインターンで活躍し、ITの受託販売会社を設立し、9年後に売却。そして世界旅行に出ていきます。そして2013年、山田さん、石塚さん、富島さんの3人で起業します。山田さんがすごいのは起業して1年後の2014年にはアメリカ子会社のメルカリUSを創業していることです。

①昨年の四半期決算1Qは赤字70億円  ②国内事業は安定している  ③メルカリUSの好調  ④ベンチャー企業への就活  ⑤ベンチャー企業のメリット

昨年の四半期決算1Qは70億円の大赤字。

昨年の四半期決算の第1期(7-9月)は営業赤字が70億でした。私のブログでも書いたのを覚えています。昨年は売上高は約40%伸びていたにもかかわらず、営業利益は大幅ば赤字でした。メルカリJPという国内事業は昨年も売上高121億、営業利益21億と好調で前年比も大幅に伸びていました。赤字の翁要因はメルペイとメルカリUSというキャッシュレスとアメリカ事業でした。

メルカリという事業形態は広告宣伝で先行投資をして後で回収する仕組みです。どうしても広告宣伝費のウェイトは上がってしまいます。その代わりに波に乗ればすごい勢いで回収できるのです。その典型がソフトバンクです。世間がインターネットを普及指すために極端に料金を下げて世間に使用してもらいました。携帯電話も同様です。だからソフトバンクのやり方はいつもいつも先行投資が際立つのです。その代わりに市場を独占した後の収益は莫大になります。ペイペイの投資がまさしくその手法と同じでした。莫大に宣伝やキャンペーンを打ち市場を取りに行くのです。ストックビジネスの場合はその手法が大事です。メルカリもストックビジネスですから、先行投資の広告宣伝費があがるのは致し方ありません。

メルカリの業績回復は?

国内事業が安定している

メルカリUSでの事業が昨年伸びなかった要因で大赤字を出しているのですが、やはり国内事業が伸びているのが強いです。しっかりした柱がある分、投資しやすいです。この国内事業が安定している大きな要因は、個人取引という軸をしっかり持っているからです。ある有名なコンサルタントが「ヨドバシカメラとの提携」ということを進言していました。メルカリは出品手数料が無料です。販売金額も出品者が決めます。メルカリは出品者が購入した不要な商品をメルカリで販売、儲けるとういう仕組みです。この儲けたお金をメルカリ内で使ってもらう仕組みつぐりが必要です。

その第一条件として商品アイテムの多い業者と手を組み、メルカリ利用者にはメリットをつけて利用しやすいようにするなどしてメルカリサービス内で流通させていくわけです。その候補にアマゾンやジャパネットではなく、ヨドバシがいいと言っています。ヨドバシの通販事業部は年々増加し、通販売り上げでは上位10位以内に入っています。そして家電は基本的に何個も家にあっても仕方がありません。電子レンジは1台売って新しい電子レンジを購入します。そういう仕組みとして家電通販の大手と手を組むと互いのメリットが上がるというわけです。その通りですね。さすが!と思います。

メルカリの成長の強みは個人間取引に特化しているところです。大手が出品者に加わると値崩れも起こります。同一出品者の制限もあります。あくまでも個人間取引がメルカリの強みです。そこにヨドバシが入ることでメルカリ利用者は電子レンジを中古で買わないでおこうとなってしまいます。メルカリ利用者がメルカリ内で個人間で購入していきやすい仕組み作りの方がいいでしょう。メルカリの強みが強者が介入することで薄れてしまいます。いい商品はやっぱりいですからね。

メルカリUSの好調

2020年4-6月期にメルカリUSは対前年180%の大きな伸びを記録した。これはコロナ禍が大きな要因ですが、それをコロナと言ってひとくくりにしてはいけません。アメリカは日本と違い宅配は充実していません。まず出品者が配送しやすい仕組み作りを行いました。出品者が持ち込むだけで梱包・発送できるmercari pack and shipiやQRコードで簡単に手続きできるシステムを導入し、より出品しやすいように改善を行ってきました。そして6月からサンフランシスコで実施したサービス、Mercari nowです。これは出品者が外出せずに発送できる仕組みで、これがヒットして出品者の4人に1人が利用するようになりました。

メルカリ自体は昨年の赤字でもメルカリUSの投資は抑えず、改善を繰り返いしてきました。そこでコロナという世界的な大きな大きな台風が世界中に流れました。その風に大きく乗ることができたのがメルカリです。その乗り方は改善の繰り返しです。去年はUS事業を撤退したらいいとまで評論家には言われていました。使いやすさ、出品しやすさが業績アップにつながりました。問題点をきちんと見てそれに向かって改善していくと爆発的なことがおこるんです。すごいですねぇ。

ベンチャー企業への就活。

ベンチャー企業への就活で大事なことは情報です。メリカリなど上場してしまえば情報開示は必須ですから情報収集しやすいです。しかし未上場の場合は情報がオープンではありません。勢いのある会社と社長のトップダウンかどうかを見極めるなければいけません。トップダウンがいけないわけではありません。会社が急成長するためには風に乗らない限り成長はありません。その乗り方はトップダウンであれば乗りやすいですし、ボトムアップ型に急成長はありません。ボトムアップはあくまでもある程度成長してからでないと機能しません。

そのトップダウンが従業員に浸透しているかどうかを見極めるのです。いきなり社長と面談することはそうそうありません。人事の人が夢やビジョン、社会的使命を本人の言葉で語っているかです。もしその人が語っていなくても人事部長さんはどうか。役員さんはどうか。以前のブログでも書きましたが理念やビジョンは社長が100%、末端社員は20%つまり10人に2人が理念に対する意識があれば十分です。ですから最初の人事の人は残り80%の可能性もあります。しかし役職が上がるにつれその割合は上がっていきます。人事部長が理念やビジョンを語っていないようなら、そのベンチャー企業は社長のワンマンでしょう。それでいいんです。ニトリホールディングスだって社長の力が他の従業員さんを巻き込んでします。社長の力で大きくなる会社なんてたくさんあります。だからそういう会社には必ず社長とお会いして、社長の理念やビジョンを聞いてイメージできるかどうかを判断基準にしてください。

ベンチャー企業と大企業の違いはビジョンの発信者がそのビジョンを心から信じているかどうかです。大企業の場合はビジョンも大事ですが、ビジョンだけでは済まない事情もたくさんあります。しかしベンチャー企業の一番の力の源は「ビジョン」です。よく社長の横で成長を実感できるとか、成長している企業だから君も若いうちから役員になれるとか、そういう文言で決めてはいけません。ビジョンに心から賛同できるときに、あなたのその会社での地位が向上していきます。

就職は自分の人生の大半をその会社ですごすわけです。そう考えるときちんと選んでもらうのと同様にこちら側も見極めないといけません。その判断基準はビジョンの賛同でき、この人ならそれをやり遂げる人だ!と確信することです。趣味があってその趣味の活動に支障のない勤務や仕事選びをするならばそれはその程度の仕事しかできません。ベンチャーの社長は自分が会社の負債の保証人です。ある意味負債を抱えて事業をしている人がほとんどです。自己実現のための負債ですから賛同者に共感を得るのです。

ベンチャー企業への就職のメリット

メルカリのようなスピード感を持って仕事ができることです。もともとメルカリの山田さんだって楽天という勢いのある会社と共に仕事ができたからいろいろなことが分かってきたのだ思います。つまり仕事がダイレクトで自分の成長と繋がってくるのです。メリカリだって日本で立ち上げた翌年にアメリカに立ち上げています。こういうスピード感はベンチャーでないと味わえません。それが将来自分で起業しようと思ったときに様々なことが活かされます。今ローソンで社長をしている玉塚さんだってユニクロの柳井さんの基で社長をしています。そういう将来すごい人の傍らで仕事ができる醍醐味が自分のプラスになります。だからこそ就活する学生自身が軸を持って行動するようにしてください。そうしないといいように使わて終わりになります。ベンチャー企業は夢がなければブラック企業と化します。

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

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