雑談形式の面接
みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
雑談形式の面接
ここ最近よく耳にするのが、ほぼ雑談でした~。ということです。何を聞かれたかはあまり覚えていません、という学生さんが多いです。
面接というより面談といったところです。最近は本当に面談形式の面接が増えています。これは学生本来の姿を見るためです。だから雰囲気がとても和やかです。だから正直な学生さんはすんなり自分を出してしまいます。
雑談面接の場合は、男の子は本音が出やすい
雑談面接は本当に恐ろしいですね。何がダメだったのかがわからないような面接なんです。学生さんに面接何聞かれた?と聞いても、ほぼ雑談でした、という返答が返ってきます。よくよく聞くと一通りのことは聞かれています。特に深堀があるわけではなく、終わるんです。構えていって拍子抜けしたみたいな話になります。雑談形式の面接と俗にいう面接の大きな違いは、質問の中に面接官の過去の経歴や社会情勢や、何気ない質問が混じっているのです。面接は質問や質問からくる深堀が多いので、構えて入れますが、面接官の失敗経験などを言われるとついつい雰囲気が和んできます。
ここでうちの学生が、webで面談をしていました。その時ののことを書きますね。人事担当者は女性です。学生さんは某有名関西私大の4回生の男子です。部活もしていなく、アルバイトもしていません。中学の時に武道を初段取っている程度です。最初は緊張していましたが、だんだん和らいできました。そして彼の過去を話した時に、面接官は「へ~。すごいねぇ。」とか「よく頑張っているねぇ」とかそういう言葉しきりに聞こえてきます。この学生はいい子なので、どんどんおだてに乗っていきます。トーイック630点なのですが、この点数自体はアピールはできません。だから300点から上げていった過程の話を我々と詰めていました。その話をすると「わぁー、ほんとうにすごいんだぁ~努力家だね。700点もすごいけど、そこまで上げれる方がすごいよね~。よくがんばったねぇ。私も学生の頃~~だったけど、そうやってあげれる人は本当に力のある人だよねぇ」と最終的に言われたら、もう終わりでした。何が終わりかと言いますと、彼はそこから、聞かれたことすべて正直に言うんです。なんでもかんでも、私は近くで聞いていたので「あーそれは言うな~。」とか、「そこまで聞いてないから言わなくていい~」というようなことをどんどん話していました。人通り、面談が終わり、彼の表情を見ると、まぁきらびやかに輝いていました。
終了してどうだった、と聞くと本当に上手く行きました。こんなに上手く話せたことはありません、と応えていました。結果はもちろん不採用です。その面談で不合格になりました。彼は性格がヅボラで、ゼミの研究もwebで見ていったことにして単位をもらっているような子です。そういうところを質問でつつかれていたのに気づいていません。直接的に聞かれたらわかりますが、間接的に聞いて、ヅボラな面を上手く引き出し応えさせていました。大手の場合はいくらでも変わりがいます。だからダメなところが見つかれば、即ダメです。しかし今の学生は上手いのでその辺りを上手に隠します。特に女の子は上手です。
雑談面接で上手くいく学生の特徴
1つ目は、しっかり価値観を持っている学生です。経験に裏打ちされた価値観や考え方を持っている人です。だから我々はまずビジョンを考えます。仕事を通じて社会で実現したいことを考えます。経験からくる実績で人間的強さが出ます。さらにビジョンを明確にすることでその強さに大きな芯ができます。ビジョンは経験からくるものです。単なる未来の願望ではありません。こうありたいという姿や社会を絶対に実現しなければいけないものです。だから話に強さがまします。上記学生は経験がない分弱いんです。そこを簡単に見透かされてしまいます。雑談面接で学生側が顔を強張らせてはいけません。笑顔を出しながら、しっかり強さを滲みださないといけません。
だから嘘をつく人は上手く行かないんです。嘘は0を100に書き換えます。やっていないことをやったことにします。しかし経験がないから芯がないんです。強さがないんです。嘘はいけません。我々は、本人が気づいてないことを気づかしているんです。いろいろ質問をしていくとだんだん学生さんが気づいていきます。そんなこともあったとか、そんなことを考えていたとか、人にはさ様々な感情があります。そこをしっかり聞きながら進めていきます。そして自分でも気づかなかった感情にスポットを当てて話を考えていきます。嘘ではなく、見えていなかった部分に着目しているのです。光の当て方を変えているだけです。だから経験をとても重視します。
2つ目は、きちんと論理的に話すことです。雑談面接は普段の自分を出そうとします。だから論理的に話せず、アンサーファーストを忘れてしまいます。だから普段からきちんと論理的に話そうとしてください。論理的に話すのは難しいかもしれません。意識して欲しいのはまとめて話すということです。話が行ったり戻ったりと繰り返しになるんです。だから必ず一つにまとめて話すように心がけてください。
3つ目は、よく書いていますが、目です。目が輝いているかです。元気さです。うちの学生さんで雑談面接の最中に人事の方から「40すぎの俺の方が元気やないかい(笑)」と言われたそうです。その場は通過して最終面接に行けました。しかしなぜ通過したかと言いますと、その学生を前に面接した人の評価が高かったから、自分としては❌だけど、とりあえず、役員の判断に任そうか、という判断だったそうです。彼はそのアドバイスのおかげで次の面接は元気いっぱいに彼らしくして無事採用されました。学生さんは大人びて挑もうとしますが、それは帰ってマイナスです。学生の一番の取り柄は若さです。若さは元気良さです。元気良さは目に現れます。必ず目を輝かせて未来を見つめてください。
雑談面接の前にすべきことはなんでしょう?
これは雑談面接であろうが、普通の面接であろうが、必ず準備をきちんとするという事です。自分の強みをもう一度再確認して、そのイメージした自分で乗り込んでください。向こうは百戦錬磨です。いろいろなことを考えて崩してきます。だから自分というイメージしたキャラクターをしっかり演じ切ってください。それを出し切れている人は上手く行きます。リーダーシップを書面でアピールしてそれを演じようとしたけれど。雑談で崩されて、本当の優柔不断な私が出てしまっては、不採用確実です。面接はあくまでも書面と本人の確認です。書面で感じられるイメージと直接会った本人のイメージが合致すればとりあえずその場は通過できます。だからこそESで書いたことをしっかり読み込み、行動力があり、挑戦心があり、向上心が高く、あきらめない私を元気よくアピールしてください。
女子学生が注意すべき点
女子学生が陥りやすいのは、かわいらしさをアピールしてしまうことです。このかわいらしさが元気良さのほうならいいですが、おしとやかなかわいらしさを出そうとします。一番多いのが聞こえていないのに笑顔で誤魔化そうとする点です。普通の面接なら、心も構えているから、しっかりとした応対をします。しかし雑談面接のときは、普段の自分が出るので、わからないときは笑っておけばいいという学生が多いんです。聞き返さないんです。雑談面接であるあるです。だから普段から話をきちんと理解する習慣をつけましょう。
ある意味真似するべきかどうかはわかりませんが、女子の就職で参考にすべき人は民放キー局に入社しているアナウンサーです。彼女たちはすごい倍率の中から勝ち上がった人たちです。テレビで見ていてもわかるように自己顕示欲の塊の塊です。容姿よりもその内面のギラギラした部分を隠そうとしても画面からもわかるくらいに出ています。自負心の塊です。誰よりも可愛らしく、そして聡明さを出したがっています。自分の本心に正直な人たちです。フジテレビの女子アナの人は売れていないお笑い芸人と結婚してます。フジテレビの女子アナはメジャーではないバスケットボール選手と結婚しています。野球選手の嫁は、野球選手の嫁なんです。彼女たちに共通しているのは、女子アナの旦那という肩書です。つまり自分を引き立たせてくれる人に自然と引かれていくわけです。これは計算しているわけではありません。本当に自分の欲に正直な人たちなんです。だから美しいし、聡明だし、何よりも自分の本心に正直なんです。これが女子学生が本当にうまくいく秘訣です。それを一般の女子学生は隠そうとするから上手くいかないんです。
自己顕示欲が強いなら強いで本当に素晴らしいと思います。それと知性を上手にバランスを持って行動していくと上手くいきます。自己顕示欲が10段階で10ならば、知性も10段階で10ないといけません。その努力を怠っては絶対にいけません。自己顕示欲が10で知性が5ならばバランスが足りていません。知性を必ず伸ばしてください。そのために読書です。知識を入れまくってください。
超大手に入社できる女性は本当に芯の強い人たちです。自分の欲に正直に生きている人たちです。欲が強いから努力もそれに比例してやります。欲が強いだけの人は絶対にうまくいきません。知性を伸ばす努力をしない限り難しいですね。理性と感性のバランスが一番大事です。そこをしっかり磨いていきましょう!
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫
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