東京女子医科大の元理事長逮捕。怖いよ〜学校法人

東京女子医大の元理事長岩本絹子(78)が大学に約1億2000万円の損害を与えた背任の疑いで逮捕されました。このお金の約2/3くらいの8700万相当がキックバックとして本人に支払われました。この1億2000万は東京女子医大の新校舎を建設する際に非常勤職員だった建築士に対し、給与とは別に実際には行っていないアドバイザー業務に対する報酬として支払われていました。
この大学病院は年間71万人もくる巨大病院です。患者数は2年で約10万人ほど減少しているので経営としては切迫していったことも事実です。しかし78歳でキックバックって、小沢一郎じゃあるまいし強欲すぎるとも思います。
この女帝は創業者一族で2019年に理事長に就任し、そこからはもう独裁を突き進んでいき誰も何も言えない状態だったそうです。

これが怖い、学校法人。

内定塾の学生も学校法人に就職したがる人もいます。ブラック企業に就職したくないという学生は本当に多いです。だから学校はホワイトだと思っています。まさにこういう独裁者のいる企業はブラック企業です。学校法人は監視がゆるいんです。大学、特に大学病院や総合大学などは文科省の数少ないとても有益な天下り先です。少子化になっても大学がなかなか潰れない大きな理由の一つにこの天下り先ということがあります。
大学や病院は先生という人たちの集まりです。先生という人は①自己顕示欲が高い②群れるのが苦手③理屈っぽい、の人達です。日本大学の問題の時もそうでしたが、理事会が機能しないんです。大学なんて学者がいるんだから危機管理などは内部で得意なはずなのに実際問題機能しません。学者肌の理事会なので、彼らは自分に火の粉が降りかからなければ、本当に関係なし、という人が多い気がします。学生や患者様という表現を詭弁に使い、自分に害がなければ上手に自分で理屈を作り、自分を正当化していけます。そしてその理屈の上で周りも何もしないように説得していきます。
就活していて学校法人は平気で嘘をついて嘆いていた学生を知っている分尚更学校法人の怖さを感じています。学校法人はある意味で共産主義的なところだと感じています。

ブラック企業でない

ブラック企業が嫌ならば、まずは上場企業に就職してください。上場企業が全てホワイトというわけではありませんが、上場を維持するためには取引所の規制が多数あります。ある意味では外部の目があるのも事実です。違反したら上場取り消しになりますから、それはもう株主に大損させるわけなので企業の存続も危ぶまれます。それに対して補助金で文科省は学校を縛り付ける分、天下りというもので学校は文科省の目を誤魔化します。企業と役人がズブズブですから、監視の目というものは正直緩いでしょう。ですから学校法人は独裁者が生まれやすいんです。一昔前の森友学園の事件(森本学園事件)も学校法人です。わかりやすい例が社会福祉法人の理事のパワハラです。保育園理事長、もしくはその親族です。福祉法人も学校法人も組織図はよく似たもんです。かといって上場していなければ、株式会社だって独裁です。株式会社なんて株を多く持っている人の権限が強いので純粋な多数決ではありません。議決権なので株の保有で決まるんです。
元SMAPの中居さんの疑惑だって、フジテレビ自体は何も関係ないそぶりを示していますが、大株主から言われればせざる負えないんです。そこで第三者委員会を設立します。それが株式会社なんです。ですから、上場していない場合は株主が創業家と銀行と一部外部の人が持つくらいです。しかも補助金があるわけではないのでお上の監視もありません。そう考えるとブラックにはなりやすいです。ですのでホワイト企業に入りたければ、まずは上場企業を優先してください。

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