経営者の任期

みなさん、こんにちは~。内定塾大阪校です。

企業選びは大切ですよね。今話題のカルロスゴーン氏率いる日産についてですが、倒産寸前の日産を見事回復させた手腕のカルロスゴーン氏はすごいです。

ここで問題なのが、社長、会長長すぎない?ということです。

尊敬する松下幸之助氏、稲盛和夫先生、鍵山秀三郎先生などは、創業者の経営者だから長いのもわかります。

さらに、豊田章夫さんはトヨタ一族、ユニクロの柳井さんも創業家一族ということで長いのもわかります。

伊藤忠商事の丹羽宇一郎さんで10年~22年まで社長、会長を歴任して約12年、今話題のライザップの松本晃さんは伊藤忠退社後、J&J日本法人で約9年社長を務め、カルビーで約8年、経営者はやはり10年が目途なんですかね。ちなみに松本さんがJ&Jに行ったわけは、J&Jの理念である「わがクレド」が非常にわかりやすく、社員も忠実に守っていたということだったらしいです。理念経営の代表的な会社ですね、J&J(ジョンソンエンドジョンソン)は、すばらしい!

日産のゴーン氏はと言いますと、2001年から経営に携わっています。今や日産の創業者のような感じですね。

今回の事件はあまり言及しませんが、

やはり経営トップの長さは企業選びの一つの指標にはなります。

ソフトバンクの孫さんや、ユニクロの柳井さんだって、後継者つくりに苦労しています。

あの経営の神様、松下幸之助でさえ、相談役になっていたとき、新社長の山下さんに「現会長の娘婿、松下正治氏を経営から外すように」と指示をし、山下さんはそれを行うことができず、次の社長の谷井さんはそれを忠実に守ろうとしましたが、創業家の反発を買い、逆に反撃される羽目に合う。

というように後継者を育てるということはむつかしいんですよね。

ある意味、創業家以外の人が、会社の代表を長く務めるということは、何かしら後継者を育てない理由もあるのかもしれないですね。

そう考えると、やはり理念は大切だなぁ、とつくづく思います。

理念は会社の判断基準。道しるべなので、だれが経営者になってもいいわけですね。

松下幸之助の後継者選びのミスは、もしかしたら、家族だけは「経営理念」の浸透ができなかったからかもしれません。

松下幸之助にとって、奥さんのむめさんは、本当に大変だった創業時のお金の工面を懸命にしてくれた人であったが故に、逆らえなかったということもあったようです。

経営の神様は、義理や恩にも忠実に従うんです。

そう考えると、会社は法人というように、会社は人です。生き物です。

だから、血の通った経営をすることがいいんですね。

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