三菱と三菱御三家
みなさん~。こんにちは~。内定コーチング関西校です。
三菱自動車の営業利益が大幅に減っています。日産も同様です。でも三菱自動車なのになぜ日産?と思っている人も多いと思いますが、三菱自動車はもともと三菱グループに属していました。しかし燃費改ざん問題で社会的ダメージを受け、日産が手を差し伸べたということです。
三菱は金曜会というとても強固な社長会があります。これは三菱御三家+主要10社+外様16社と言われています。主要3社が、三菱重工業、三菱商事、三菱UFJ銀行です。そして主要10社は三菱地所、三菱電機、東京海上保険、日本郵船、明治安田生命、三菱UFJ信託銀行、旭硝子、三菱マテリアル、三菱化学、キリンホールディングスです。
この御三家が圧倒的な力をを持って会議を進めていきます。御三家の意向により三菱自動車は三菱から追い出されたわけです。
この暗黙のピラミッド構造がすごいですよね。キリンだってすごすぎる会社なのにこの御三家のいう事には従うわけです。だから意思決定も早いのです。
それぞれ大きな大会社ですが、それはみんな元々が組織の一員からスタートしています。そういう面では一社長になってもまだまだ上がいると思うと奢らなくなりますよね。ある種謙虚な面を持ち合わせるわけです。
三菱は三井や住友と異なり、財閥の体をなしたのは明治以降です。創業者岩崎弥太郎の強烈なリーダーシップと政府の後押しのおかげで大きくなり、2代目岩崎弥之助が見事に各事業を成長させていったわけです。そして岩崎弥太郎の息子、岩崎久彌が3代目になります。いろいろな改革を進めていき、甥の岩崎小弥太に4代目を任せます。そして4代目の小弥太の終盤に戦争にはいり財閥解体に至ったわけです。岩崎小弥太はGHQの命令に最後まで抵抗していたそうです。三菱は三井や住友と異なり、政府と共に急激と成長しているからこそ、創業家が実務者でもあったわけです。
そこがこの金曜会にも色濃く残っているようですね。もう岩崎家と三菱は関係はないのですが、そういう体質はずっと残っているのです。
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