上場企業に就職する利点

みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

新型コロナは益々猛威を振るっています。リーマンショックでの倒産数は上場企業が2008年に33件、2009年に20件です。中小企業は15000件超えています。ベンチャー企業と名前は格好いいかもしれませんが、これらも中小企業です。

中小企業はこういう社会的不安が生じると資金難に陥ります。内部留保の問題です。しかし大企業だってそれなりに人件費はかかります。大きく違うのは銀行支援です。つまり現金が借り入れしやすいという利点です。リーマンショック後、日銀の白川総裁は世界が金利引き下げや量的緩和に進んでいるにもかかわらず、足並みを揃えなかった。そのため株価は7000円台、急激な円高に見舞われた。中央銀行と政府は違います。中央銀行は基本的に独立した政策をとりますが、どこの国も政府と歩調を合わせます。当時の日銀は本当に独自路線を進んでいました。そのために経済的な大打撃を受けたという事です。ではこの量的緩和や金利が下げられると、大企業は助かります。銀行にお金を工面しやすくしてもらえますし、さらに今回のETFのように株を買ってもらえます。しかも中央銀行は政府と違い決定が速い。

それに対して中小企業は大変です。資金は銀行も用意してくれますが、政府の法律の援助が必要です。例えば、リーマン後は金融円滑化法が施行されました。しかしそれは施行されるまでに時間がかかるわけです。モラトリアム法は2009年12月に施行されています。リーマンショックは2008年です。中小企業の危機から1年以上かかります。これが法律の遅さです。衆議院、参議院と通過して成立です。中小企業は体力がないので持たないんです。私の意見には賛否あると思いますが、大企業は金融支援を受けやすいメリットがあるという事です。

コロナ危機はいち早く金融支援があります。しかしこれが本当にいいかはわかりません。大企業で働いている人たちが経済危機を感じていないかもしれません。頭ではわかっていますが、身近の自分たちの給料に響いてこないと実感がわきません。いち早く金融支援が良いかどうかは本当に微妙です。そういう危機感に対して鈍感になっているような感じがします。

こういう社会的経済危機に対する金融機関の援助の恩恵をいち早く受けるのが上場企業です。今回12兆円のETFは単純に1部、2部上場の約2500社で1社40億の株価です。これらがすべてが上場企業に行くわけではないですが、あまりにも甘い汁のような気がします。

この経済危機に対して大企業で働くメリットをわかった上で就活をしていきましょう!

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

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