電通とサイバーエージェント。
みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
電通は今いろいろな叩かれていますね。
電通がこれだけ巨大化した理由の一つはテレビ広告を抑えていたことにあります。日本のTV局はNHKを除いて、大手は5局ほどです。日本政府が新聞社の規制をできなかったのでテレビを免許制にして新聞社を規制しようとしたのが始まりです。ですから日本のメディアは全て新聞社に紐づけされています。朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞です。それぞれの新聞会社がラジオ、地上波テレビ、CS放送と持っているのです。この新聞社の寡占状態の広告を一手にひきうけているのが電通です。電通は本当に本当に広告で甘い甘い甘すぎる利権を一手に引き受けていたのです。詳しいことはまた書きますが、電通社員が芸能人と結婚できるのはわかりますよね。
さてその電通が上場以来初の赤字をだしました。大きな理由は海外事業ののれんの減損だそうですが、じつは日本国内の広告売上もサイバーエージェントに追いつかれそうなんです。電通が売り上げが大きいのは海外事業の売り上げがあるからです。では国内はなぜ減っているのかといいますとこれはネットの普及です。大手スポンサーもネットにドンドンシフトして行っているのです。ですので電通が独占してじっと甘い甘い汁を飲んでいたTVのプライムの時間帯が大きく売れなくなってきているのです。
ネットで強いのがサイバーエージェントです。ですから電通は後進になります。個人的にはサイバーエージェントガンバレ~!ってなりますよね。電通の売上高の9割は広告業です。かたやサイバーエージェントの約6割が広告、3割5分がゲームという感じです。ただ、サイバーエージェントは海外事業がありません。それがこれからの課題なのか、海外は頑張らなくてもネットだから関係ないのかわかりませんが、利権のみでのし上がった会社と、時代を見極めて成長していく会社では全然違いますね。今考えるとホリエモンのフジ買収はどんどん進めばよかったのだ思います。そうすればテレビもユーチューブに負けず、もっともっと面白くなっていたかもしれません。
そう考えると今、利権の渦巻いている業界はやばいかもしれませんね。JALの倒産も実は組合のしがらみが一番の原因でしたし。カルロスゴーンが日産を立ち直らせ、橋下徹が大阪府、大阪市の構造を変えれたのも、この利権のしがらみを切ったからです。コストカッターとは、しがらみを断ち切るある意味での非情さがないといけません。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫