企業選びに会計基準。

みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

会計基準は、日本会計基準と国際会計基準(IFRS)と米国会計基準とJ-IFRSの4つの基準を選べます。ほとんどは日本会計とIFRS(国際会計基準)ですが、最近、赤字に転じたという話をよく聞きます。電通が初の赤字や、2月にはDeNAが508億の損失など、急に損失や赤字が湧いて出てきます。

この急に赤字になったり、損失を出したりの原因はのれんの償却です。こののれんはM&Aで企業を買収したときに発生します。よくこれらの経営者が巨額の特別損失がでたためです。と記者発表などで話をします。その特別損失というのがのれん代です。

あくまでも簡単に言うと日本式の場合は1億で買った企業を最大20年で計上していきます。20年としたら1年500万ずつ、計上していきます。しかしIFRSの場合は価値として1億毎年残ります。その新しく買った会社が毎年毎年予定通りに増収増益をあげていけば問題ないのですが、それが3年、5年とたつと経過う通りに進まず、損益ばかり膨らんでとんだお荷物になるわけです。1億の価値ではなく1000万の価値だとなるわけです。そうなると9000万の特別損失を一気に計上するんです。だからある年急に赤字になったりするわけです。この方法は見直しされるようです。電通もDeNAもIERSを採用しています。ですから急にこんな損失が出てくるわけです。本当は毎年、国際的な会計事務所からのれんはチェックされるんですが、経営陣は損失を出したくないから、言い逃れをするわけです、今は~ですが、今後は~、みたいな。そういうことを繰り返し、もう駄目でしょう、とトーマツの公認会計士がアウトを宣告し、発表するわけです。

日本式の場合は毎年減価償却のような扱いでのるわけですが、IFRSはある年に急に業績が悪くなったとわかるわけです。では我々就活生が通いすべきことは、何でしょうか?

それは、M&Aを積極的にしているかどうかです。M&Aの成功は約1割です。積極的にM&Aをしているということはリスクがドンドン高まるわけです。会社を経営するのも動かすのも人です。ましてやそれが海外の企業ならどうやってその人の能力を使い切りますか?日本企業が日本企業を買収するならわかります、しかし海外の企業の文化を日本人が上手くしきれると思う方がおかしいです。

松下グループや京セラもM&Aを積極的にして大きく成長してきました。しかし両社とも従業員の意識改革にとても力を入れています。ライザップは安い会社、どんどんM&Aをして会計処理上は大きな会社と見せかけました。どこの会社だって安いにこしたことはありません。ダメになる会社のほとんどは従業員の意識の低下です。その意識を高めることができる手腕が必要なんです。それがほとんどの企業ではできません。なぜなら、買った企業と買われた企業では、本来の企業文化が違うんです。ましてや外国ならなおさらです。

ですので、就活生のみなさんが詳しいことはわかりませんので、積極的に投資してM&Aを進めています、なんてかっこよく攻めているようなイメージを持つなら、そういう会社は社長をよく見て判断してください。人を伸ばせる社長かどうかです。

斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

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