プロ経営者の落とし穴。

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

プロ経営者は誰に雇われている?

就活する上で大事なことは社長や役員の構成です。最近プロ経営者と呼ばれる新たな職種の人が出てきます。プロ経営者とは、いろいろな企業の経営に携わり、成果を挙げてきた人たちです。

プロ経営者を連れてくるのは、大株主です。そしてこのプロ経営者と企業から這い上がった社長とは何がちがうのでしょうか?

以前、このブログでも書きましたが、橋下元大阪市長は、だいたんなコストカットで大阪の経営を変えました。元日産のゴーンさんも同様です。プロ経営者の強みはしがらみがないから、コストカットを平気でできます。日産のゴーンさんが来る前は、しがらみだらけでカットできなんです。プロ経営者の強みは圧倒的にそこです。

伊藤忠の丹羽さんは生え抜き社長だからできる

生え抜き社長の丹羽さんは、伊藤忠のバブル後の特別損失を一気に処理しました。バブル当時の伊藤忠は非財閥系での商社だったので、野武士集団と呼ばれていました。だから果敢にリゾート、土地開発、マンション、ゴルフ場と攻めまくっていたのです。バブルが崩壊すると際限なくこれらのつけが回ってきて、損失が出まくりました。当時は金融機関も含め、バブルの損失は先送りにする習慣がありました。会計処理上は損失の3年かかりで消しても構いません。ただ、丹羽さんが社長になった時も後から後からこの損失が湧いて出てくるのです。これで損失は消えるなぁ、と思ったらまた出てきての繰り返しです。これではいくら稼いでも稼いでも、この湧いて出てくる損失にすべてかき消され、社員のモチベーションが下がると判断しました。社員が仕事に対して正当な評価を得るためにも損失は一気に計上するという決断にでたのです。これは会社を潰しかねないし、株式市場も困るし、金融機関も困るし、株主も反対する。会社がつぶれる可能性も高いわけです。しかし丹羽さんは「リスクはリスク。それを乗り越えて決断するのがトップの役目。」と決め、机の中に隠れているであろう損失を全て出すように社員に指示し、一括処理を決断します。そして何とか持ちこたえ、翌年は最高益を出したわけです。

この損失は株価を一気に下げますし、会社もつぶしかねない。しかしその計上をしたからこそ、伊藤忠は翌年に最高益を出せたのです。これはプロ経営者にはなかなか決断はできません。なぜなら株価と自身の評価が比例するからです。

アマゾンの創業者ジェフベゾフも創業者だからできる

アマゾンという巨大企業も最初はアメリカで苦戦していました。こちらを参考に→アマゾンの戦略はすごい、赤字から黒字に転換しても、自身の戦略やビジョンのために再投資をどんどん行います。株主を説得していきます。長期ビジョンを持って経営しているからこそ、目先の収益にこだわりません。テスラも同様ですし、スターバックスのハワードシュルツも同様に言っています。創業者は株主を説得できます。

資生堂は?会社のトップが引退しないから超高齢化していきますよ。

資生堂の社長の魚谷さんはプロ経営者です。このコロナ禍であっても赤字は許されないのでしょう。もともとは日本コカコーラ社で社長を務め、ジョージアや爽健美茶、紅茶花伝など次々にヒット商品を生んでいます。その手腕が買われ、2014年に資生堂としては初の外部のCEOが誕生しました。そして業績はうなぎのぼりで回復していきます。ある意味では、成功し続けてきたわけですが、この度は初の赤字です。しかも中国市場で資生堂が来年回復するかどうかがポイントです。そして会長に変わり院政をひくみたいですね。

今回はコロナ禍なんでそんなに慌てることはないのに、なんて思ってしまうのは素人の考えなんでしょうね。TUBNAKIも売却し、社員の動揺も大きいでしょう。会社としては日用品部門は数%のものですが、インパクトは大きかったですね。こういうことがプロのできることです。ある意味では私情は挟まないという考えです。

プロ経営者とは、株価に連動しているのです。株価が自身の評価に繋がります。今は金余りの世の中です。どこの中央銀行や政府はどんどんお金をすっています。その余ったお金の行き場所がないので、何か要因があればすぐにお金が回ってきます。そういうことで考えるとじっと風が吹き去るのを待つ、という姿勢はこういう経営者にできない事なのでしょう。

アップル→マクドナルド→ベネッセ→タピオカやで経営しているプロ経営者は、家庭内のDVで逮捕されています。プロ経営者はどうしてもパフォーマンスと株価が連動している分、自己顕示欲が強すぎます。このプロ経営者は70超えています。奥様にゴルフ用品で殴るなんて殺人未遂と同じです。森元総理も同じです83歳です。年齢的に自分の感情を抑えられなくなるのでしょう。超高齢化社会なので、高齢者を敬うことは大事ですが、高齢者に重責を担うのはリスクが大きい気がします。アルペンの会長の水野泰三容疑者は72歳、今までの大丈夫だったからということから善悪の判断ができなくなっているんです。感情が先に立ってしまうんですね。就活生自らが社長の年齢を意識しないといけないと思います。自民党の麻生さん80歳だって二階さん81歳だって、客観的にみれば発言がおかしいことは明白です。発言と能力や態度は比例すると考えていいでしょう。こういう重鎮は自制が効かないうえに周りもイエスマンばかりです。傲慢になって当たり前なんです。そういう意味でも超高齢化社会の問題は、自ら引退しないという問題があります。そこに引導を渡すためにも若い学生さんがトップの年齢を意識して就活することも必要ですね。

≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫

https://www.sankei.com/premium/topics/premium-31847-t1.ht

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