チームで成果を上げることと仲間意識は違います

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

適性検査で協調性が低いと出たけど?

性格検査で協調性が低いと出たことに対して、直接問われた学生さんがいます。その学生さんは「いいえ、私は仲間意識はあります。個人主義ではありませんし、人を蹴落とそうとするわけでもありません。」と応えました。そう聞かれれば多くの学生さんはそう答えることだと思います。日本人である以上、極端な個人主義ではないでしょう。そういう協調性を聞いているわけではありません。この会社で求めている人財はチームで成果を上げる人材です。この学生さんは、チームで成果を上げるより、個人で成果を上げる方が楽だと考えていたのでしょう。だから人がいればかえって気を使って力が発揮できない、と思っているのだと考えます。チームで成果をあげるという面を聞かれているのでしょうが、言葉通りに受け取るから、仲間意識となるわけです。つまりこの学生の回答でわかることは、チームで成果を上げるということではなく、チームに波風立たせない行動をとることがわかります。チームは仲良しこよしではありません。成果を上げるために個々の能力を高めあうことが成果につながります。やる気のない仲間をどうやる気を出させるか、むかっている方向性の違う仲間をどう方向性を変えていくか、もしくは自分がどう変えていけるか、など関わる人数が複数になればなるほど様々な課題が生じます。しかし仲間意識の人は、この波風を「個性」という理由で無視します。あの人はああいう方向、私はこういう方向、というように向いている方向が異なっていても波風さえ立たなければいいんです。これは企業の求める協調性とはことなります。その違いがわからないから、仲間は大事です、という答えになるわけです。

企業が求めるのは目的に対する目標の達成。

企業は最近、ストレートに「あなたのチームでの役割を教えてください」など聞いてきます。チームで成果を上げたことのない人は答えられません。しかもその成果を大きな成果と考えがちです。小さな大学対抗戦でもいいんです、成果を上げるプロセスを聞いているんです。自分でこんな成果は成果ではないと思いこまないでくださいね。余程の結果でない限り企業側は満足しません。大学対抗戦でも成果になればいいんです。その過程が大事です。どう関わってきたのかです。大きな数字にこしたことはありませんが、その成果を生み出す行動を大切にしてください。そしてこれは過去の話です。次にその行動が今の自分にどうつながっているのかです。行動の経験の学びが今の何に繋がっているのかです。そして過去の行動の経験がきっかけとなり、未来の話が見えてきます。未来の話をするときは単なる願望ではいけません。根拠を明確にすべきです。なぜ、再生エネルギーに興味を持ったのか、その根拠が経験から来て、それが現在の行動に何に活かされ、そしてこういう目的のために未来はこうしたい、と1直線になればいいですよね。聞き手も納得できます。しかしこれらは過去、現在、未来を繋ぎ合わせた事象にすぎません。採用不採用はトータルです。これができていても話し方に論理性がなければ無理ですし、リズムがなければ無理です。採用基準は様々です。ある意味では実験的な要素もあります。1つの企業でも何名かは正規の採用基準通り、何名かは1芸に秀でた人、何名かはきっちりできる性格の人、何名かは学歴重視、など採用は実験的要素でもあります。だから我々サイドにできることは、きちんと論理的に自分の強みをアピールし、目的を意識した未来に向けて行動できることを示すことです。

自分らしくでは就活は決まらない

自分らしく生きたいとか、自分らしく就活したい、という学生さんに出会いますが、そういう学生さんほど上手くいきません。大事なことはその先がないからです。自分らしく行動すれば、結果は自分が楽になると考えているからです。自分らしくの先が見えていないから、上手く行かないんです。そして上手く行かない学生さんの多くは、準備不足ということを言います。原因をきちんと細かく見ていこうとしません。それが就活に出るんです。未来は具体的でないといけません。これをすれば幸せになれる、というのは曖昧です。自分らしく生きていくと幸せになれる、ではそれは楽をするだけです。何が幸せであるのかをきちんと具体的に言えるようにしましょう。そうすれば結果は変わります。我々の多くは、これをすればどうなるかが中途半端なまま物事を進めます。大学入試というのは、合格、不合格ちう2者択一だから、今この勉強したら合格できるという具体的な目標になります。2つしかなから具体的なんです。しかもこの判定は数値判定なのでとても簡易です。点数が上であれば合格なんです。点数は用意された問題に正解すれば上がるんです。考え方はとてもシンプルです。しかし仕事や就活はシンプルではありません。感性や感受性も加わる分とても複雑です。だからこそ、先のイメージを具体的にすることで行動が変わります。就活で考えるときに、ガクチカは過去、それが現在の自分にこう繋がり、それが仕事でこのように繋がり、会社でこう貢献できると、すべてを過去、現在、未来と具体的に考えて繋げてください。

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