就活から見る感性の時代
みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
雨上がり決死隊の解散報告特番の芸人さんのコメント
芸人さんやミュージシャンは感性の塊です。ただ芸人さんのすごいところはその感性を瞬時に言語に変えて表現し、面白ワードをだして会場を笑わせます。多くの芸人さんが、雨上がりの蛍原さんのコメントの重さを称賛しています。心からの言葉、とか素直な表現など、人を惹きつけるなどの言葉が目立ちました。そして相方の宮迫さんの方に原因があって、2人並べて善悪をきちんと成立させた番組でした。宮迫さんは、嘘っぽいと言われ続け、その番組でも嘘っぽさが出ていました。2人並んでとても対照的な感じでした。
実はこれって就活でもあるのです。正直に伝えているつもりでも伝わらない、ということです。素直さや正直さが伝われば内定を取りやすくなります。しかし内定を取りにくい人の多くにこの嘘っぽさ、怪しさを感じてしまうのです。そうなるとアウトです。ヤクザだって信用を重んじるんですから、堅気の仕事も信用は大事です。嘘っぽさを感じられた時点で信用はありません。嘘っぽいと感じさせない心の声が大事なんです。最終面接で落とされる人の多くはそこなんです。
感性を磨こう!
心を豊かにしていきたいですね。そのためには感性を鍛えないといけません、感性の鍛え方は、強いて感じることです。キレイと感じたものを大げさにキレイと表現する。善いとか美しいとか感じたものを素直に言語化していきましょう。次に本物に触れる、見る、聞く、という事をしてください。何となくいいなぁ、とかわかるようになります。これだけお笑い芸人さんたちが脚光を浴びている大きな理由が感性が豊かであり、場の空気が読めて、場を転換できる言葉を知っているからです。これが就活でもとても有効になります。
最近はネットの普及により、みんなそれなりの知識がついています。理性は自然と強くなっています。だから年配者の女性の方と就活について話していたら、知識についてはとても豊富でした。おそらく情報をしっかり仕入れているのでしょうね。というように年配者の女性だって簡単に知識を仕入れれる時代です。しかし感性は簡単には鍛えられません。今のうちから、しっかり心で会話する練習をすることです。
以前、うちの学生さんで、私の強みは気の着くところです、と言っていて私に向かって何回も咳をしていた学生さんがします(マスクはしていました)。この学生さんは本来は芯の強いところが売りなのですが、よく気が付く女と見られたいという思いがあったのでしょう。か弱い女を演じたかったのでしょう。だから何をしても嘘っぽかったです。だから最終面接までは行けても最終面接でことごとくダメでした。彼女自身も自分が過去してきたことに嘘をついていることは理解していました。そういう意味で超大手と呼ばれる企業は信用を置けない人はきちんと入社させない目を持っているとも言えます。
本当にやっかいなのは感情は「何となく」
面接官が嘘っぽいと感じる理由の最初は「何となく」です。この何となくから自分でドンドン根拠を理性で詰めていきます。結局は人はこの自分の感じた何となくを信じて、そういう方向に物事をもっていきます。だから面接官は自分の感性を信じて、そういう方向に考えていくんです。そういう意味で嘘っぽい人は採用されにくいんです。かといって宮迫さんが採用されにくいかというとそれは別です。かれの場合は圧倒的に目標を達成させるための行動力があります。それがあると成果を上げてくれるので採用されやすいです。嘘っぽいという印象を超える成果を上げる行動力があるから絶対どこでも採用されます。嘘はいけませんが、っぽいはあくまでも主観です。それを超える強みがあれば何の問題もありません。
ですからたまにうちの学生さんでも、給料を前面に出して就活する人もいますが、そういう人は決まりにくいですね。なぜ給料なのかをきちんと把握していないからです。給料がステータスなら、自分は周りから憧れられる存在になるために、こういう企業で働く。となり、こういう企業でこういう仕事をして社会に貢献して憧れられたいとなれば、これは心の声になりやすいです。なぜ給料なのかを、なぜ安定なのか、をしっかり考えて心と向き合うことで心の声が伝わりやすくなります。そこを突き詰めず給料だけでいると、志望動機やしたいことなどあいまいになり、「嘘っぽい」と感じられます。
給料やステータスは大事です。そこにこだわる理由が一番大事です。そこを突きつめて発展させるといろいろな将来が見えてきます。就活はオーディションではないです。人間性や将来性をみせるところです。感性を鍛えて心で会話できるくらいでいいでしょうね。心をきちんと言語で表現できる語彙力も大事ですからね。語彙力も鍛えておきましょう!