toyota全方位戦略

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

環境問題と企業戦略

企業は本当に環境問題に向き合っているかというと、正直NOでしょう。理由は顧客が向き合っていないからです。学生さんは小学生から環境問題の学習をしてきています。面談していても環境問題に対して熱弁をふるう学生は多いです。しかし面接の席では、環境問題の話をしてもスルーされます。面接官に関心がないんです。企業研究なんかしてると、二酸化炭素などの排出を抑えた機器の開発はよく聞きます。しかしそれが前面に出ているかと言うとそうではありません。マツダのスカイアクティブXと言うエンジンは、ディーゼルの良さとガソリンの良さを組み合わせたエンジンです。ディーゼルは燃費もいいし、力強さもあります。ただ排出に問題がある。それを改善したのがスカイアクティブXというエンジンです。しかし日本では売れません。新しい車種の車にはこのエンジンは搭載されません。欧州用には搭載させるそうです。つまり日本は顧客が環境問題に関心がないんです。だから企業も積極性をしめしません。面接で環境問題の話が聞かれない大きな理由は、企業は外向きの環境意識であり、従業員は関心がないということです。

その中でトヨタは水素エンジンに着目しその開発を進めています。そして最近になってEVの350万台生産を目標に掲げマスメディアで謳っています。この理由は今販売台数は世界1位ですが、欧州のアンケートで大手自動車関連会社で環境問題に取り組んでいる企業17社のうちの最下位の17位だったそうです。こういう企業イメージがもうついてしまっています。イメージがつくと売れません。欧州は環境問題の意識はすごく高い地域です。将来的には欧州ではトヨタの車は売れなくなるのです。だから躍起になってEVのイメージをつけようと必死なんですね。一度ついたイメージはなかなか拭い去れません。

新しいエネルギーはどう変化していくのかは誰も予想できません。EVの電気をどう生産するのかも大きな問題なんです。電気を作る過程で莫大な二酸化炭素を排出しても関係ありません。その過程をトヨタは訴えていても、結局のところメーカーの車がどれだけ排出しているかが問題になっているだけなんです。この予測不能な未来に関しては、資本を1極集中してしまうと万一の時に会社が傾く恐れがあります。だからすべてに対して力を注げる企業はしっかりと資源や資本を分配して見極められたときに集中すればリスクは抑えられます。こういうことができるのがトヨタなどの世界的大企業だけです。今や日本企業が頼れるメーカーは数に限りがあります。メイドインジャパンは今も喜ばれますが、それは過去の遺産のおかげであって、今の日本の商品は安くていいのではなく、高くていいという当たり前の構図になってしまっているのです。もしトヨタの戦略が間違っていたら、日本の産業は大きく衰退してしまいます。

新しい日本の産業は何でしょうね?

技術面に関しては、台湾も中国も高いレベルを持っています。そう考えると右へならえ、みたいな意思を持たない人の集団はおそらく衰退していくのでしょうね。考える力の人の集まっていくる企業が新しいものを創造してくのだとも思います。30年後の日本は、生産年齢人口は約50%、非生産年齢も50%と高齢者だらけの国になります。市バスの中の状態が町の状態です。働かない高齢者が威張り、懸命に働いている若者はそこに従い、国内の商品は高齢者向けの商品ばかりとなりそうです。

就活生さんはこういう年齢構造も意識して40歳でどうなりたいかを意識していきましょう。もしかしたら40代の2人に1人は介護従事者かもしれません。そうなると誰が国が儲ける仕事をできるのでしょうか?よく耳にするのがやりたいことが、とか将来の夢とかいう人がいますが、実際小学生からそんな具体的な夢を持って行動している人は全体の10%ほどです。したいことやりたいことは経験の上に成立していきます。そう考えると一生懸命仕事をしているとそういう夢や目標も見えてくるんでしょうね。夢よりもどうなっていたいかを考える方が考えやすいです。社会構造の変化も意識しながら考えていくといいですね。

無理なく楽しく生きてくために。

就活は平等ではありません。学歴というフィルターは必ず存在しますし、ガクチカと行動の再現性も必ずあります。今からでもおそくありません、目の前のアルバイトやサークル、その他活動に力を入れていきましょう。大きなことや大それたことをする必要はありません。面接官が惹かれるような取り組み方をしていきましょう。その経験が未来を再現してくれます。

上手く行かない人の多くは器用な人です。難なくこなす、言われたから全力でこなす、などのような人はその一瞬の成果は挙げれても行動の再現性は難しいですね。意思を持った行動とその行動に関る根拠こそが、成果を生み出し続ける行動につながっていきます。

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