就活生がどう人の三井を語るのか?
みなさん〜、こんにちは〜、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
人の三井は、個人主義ではありません。
よく三井グループを語る上で個人主義的に考えてしまいますが、そうではありません。もともとの三井財閥の考え方は、三野村利左衛門をはじめ、益田孝、中上川彦次郎をはじめ、三井の中興の祖たちは三井家の人物ではありません。当時で言えば、外部の人間の登用こそが三井を発展させた所以もあり、人の三井というわけです。だから個人主義を謳うわけではないんです。
能力の高い人が集まり組織を伸ばしていくのです。人の力を最大限に生かすという社風そのものが三井の根底にあります。就活生はその能力を伸ばせることをアピールするためにも、包み隠さず自分のことを語ります。いい面も悪い面も含めてです。伸びる要素は素直さです。それを相手に委ねます。多くの学生は自分の秤で、これは有効だから言おうとかこれは言っても無駄だとか判断します。あくまでも判断するのは全て面接官側です。それを意識して下さい。自分で良し悪しを判断するのではありません。
次に企業研究です。企業研究は企業研究しています、ではいけません。企業研究を通じて自分の考えを述べていきます。伸びる社員は素直な人です。素直な人は必ず伸びます。素直と従順は違います。素直な人はきちんと考えを持ちます。その考えを持っているか単なる従順かで成果は大きく変わります。三井のすごいところは100を120にする力があります。その20あげるのが個人の考えです。言われたことをさらに発展して考えれる力がきちんとあるかです。それを企業研究で活かすのです。この中期経営計画のこういう面はいけませんね、なんてのは考えではありません。単なる批判です。そういうことではありません。批判ではなく、発展です。どんどん未来を作っていける力です。そういう能力が求められます。三井物産は財閥解体後に解散させられました。財閥解除後には三菱商事はすぐに復活したそうですが、三井物産は一番遅く復活しました。解体後に200社くらいに分社化されて、それぞれの社がきちんと採算も取れているのになぜ今更また元に戻らないといけないのか、ということで三井物産の復活が遅れたそうです。それが人の三井の象徴です。ここの能力が高い分看板がなくても成長できるんです。
熱意でごまかせれるのは1次面接のみ
熱意は大事です。しかしそんなものはあって当たり前です。三井の真髄はやはり圧倒的な準備です。準備こそが全てです。仕事は段取り8割と言いますが、三井に関しては段取り9.9割です。三井の面接でたまに聞くのは、「君はうちに来るために何をした?」です。これがその準備を表しています。準備がなぜ必要かと言いますと準備することで、きちんと自分なりの考えが煮詰まるからです。これが大事です。OB訪問を繰り返して、自分の考えが見えてきます。企業研究をし尽くしことで見えてきます。この軸が大事です。その軸が判断基準になり、目標目的が明確に見えてきます。しかも軸ができる分、人の考えをきちんと聞けて、きちんと反論もできるし、心から同意もできます。大事なことは組織全体が目標目的に進むことです。そういう判断を個々がしっかり納得できるからこそ、100を120の2割増の成果ができるのです。
熱意ばかりを訴えることは誰でもできます。決して情緒面を主張するのではなく、能力を主張して下さい。その能力とは成果を生み出すための準備です。それをわかってもらって下さい。能力が高くても準備ができない人は厳しいでしょうね。能力は伸ばすものです。その伸ばせる大前提が準備です。それが「うちに来るために何をした?」なんです。
行動には、受動行動、能動行動、創造行動、パラダイム転換行動があります。過去に創造行動をしている人でも採用されないのは、準備が疎かだからです。創造行動をする人はみんな考える力は備えています。それでも採用されないのは、➕アルファの要因がないからです。その➕アルファの要因を勘上げてみて下さい。採用の基準は伸びるか伸びないかです。伸びる要素は素直な人です。その素直さだけで絶対に採用されません。それが三井の人の三井の根幹なんでしょうね。人の三井というのは簡単ですが、人の三井の真の意味は本当に奥深いです。
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