テック産業のリストラ。
内定塾大阪校です。
AIの進歩によるリストラ
GAFAを筆頭に、コンサル業界もリストラが加速しています。この理由をホリエモンが言っていました。中間層の仕事が全てAIに取られていく、ということだそうです。AIはどんどん進化していて、MSのofficeのエクセルやパワポにもどんどん導入されていきます。さらにコンサルの資料作りも今やAIが作れるので、人間はチェックするだけになっているそうです。アメリカの経営者は本当にシビアです。Googleは「君のロール(役割)はない」というメールだけで解雇です。さらに「2週間後には君のメールは社内ネットワークで中断される」というメールが来るそうです。怖いですねぇ。
今は働き方に関して規制が厳しくなっています。この規制内で甘んじていたらすぐに「ロールはない」というメールがきて2週間以内に会社を去らなければいけません。しかも役職定年を設けている企業は多いです。役職定年が50歳なんてなったら、もう次の会社を探さないと給与が大きく減ります。しかも定年が65歳なら尚のこと、子供を出産した年齢が高ければ一番お金のかかる18歳から22歳の時には定年している現状があります。アメリカを筆頭に働き方が大きく変化しています。日本にも必ずその波はやってきます。管理者になりたくても管理者はAIで意思決定する人は取締役などの経営者です。以前は経営者→人管理者→人管理者→社員さん、AI作業という図式の予定だったのが、経営者→人管理者→AI管理→社員さんという構図になってきているということです。
入社した我々にできること。
どの学生さんも最初は自分は会社で貢献できると信じています。そうして階段を上っていくと20年後くらいに、会社に残るか出るかの選択を迫られます。ある一定の高度な仕事はもうAIにとって代わります。そしてどの人も自分は力があると思い、会社の外に出て力を試そうとします。そして今まで会社名で仕事をしてきたことを実感します。こうならないためには自己成長につなげる仕組みが会社にあるかどうかかが大切です。例えば研修費をとてもかけている会社とかにすると20年後の将来も見えてきます。我々が思っている以上にAIの進出は早いです。ロールはない、と言われても他で働ける強みをその企業で磨けるような会社を選んでください。
若い人の給料が高く、会社に居残る人の給料が下がる仕組み
何においても需要と供給です。昔はお年寄りが重宝されていたのは、単に数が少なかったからです。これだけの長寿大国になれば若者の方が少ないので、若者が重宝されます。大げさに言えば、電車で席を譲るのも年寄りが若者に対して譲るような社会になやもしれません。
さて夢物語はともかく、そうなると給料の格差が居座りの従業員と若者とでは存在自体は若者の方が価値があるので給料格差が逆転するかもしれません。そう考えるリカレント(学び直し)も視野に入れた働き方を考えていかないと脳力格差=給料格差がどんどん開いていきます。
情報ブームの会社選びの危険性
最近の希望する会社選びで情報産業を好む学生さんが増えています。プログラムを中心に頑張りたいと思っていてもその中核の仕事はAIがしていくという図式になります。そしてGAFAを筆頭に情報系の会社こそ情報を利用するので尚のことリストラが加速していきます。だから会社選びは十分気を付けてください。例えば、人事系のアウトソーシングの会社などは面白いですね。具体名は書きませんが、どこの会社もやっている給料計算や社会保険関係などを一手に引き受け、企業の人事は社員教育や採用に力を入れれるんです。そうなると会社の色も明確に出しやすくなります。企業は人なんで、人事が人事以外に時間を取られることのないようなサービスを提供する会社も面白いと言えば面白いでです。そういう独自の視点で会社を選んでいくこともこれからは本当に必要です。プライム市場ばかりに目を向けると、AIくんという目に見えない敵で仕事がなくなっていく実感がわからないと思います。これからの就活は安定を求めるよりも、自身の成長というキーワードを本当に考えていかないと20年後の道が大きく変わると思いますよ。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫