12兆円のETF
みなさん~。こんにちはー、内定コーチング関西校です。
今回、日銀が上場投資信託(ETF)を6兆円から12兆円と倍増しました。この株価の下がり方は尋常がないです。さらに不動産投資信託(REIT)も年900億から1800億、大企業のCO・社債も買い入れ枠を2兆円に追加しました。中小企業向けのゼロ金利貸し付けも打ち出した。
これはすごい資金を市場に出すわけです。これだけのお金を市場に出すわけなので、株価が上がらなかったら金融政策はさらなるマイナス金利をするしかないんでしょうかね?
このブログでも何回も書いていますが、今までの日銀のETF買い入れ目標は年6兆円です。この6兆円が今までの株価を下支えしていたとするとある意味実体経済がいかに弱いのかが浮き彫りになっています。2010年は284億円、2018年は6兆2100億円です。これだけの資金をつぎ込んで日本の株を買い漁っていて株価を維持していたのですから、果たしてさらに倍の6兆円をつぎ込んでも株価がもとにもどるかどうかです。
今回改めてわかったことは日本企業の株価は日銀の資金のおかげで成り立っているということです。
もし2010年の284億円が12兆円になったとしたら、それは莫大な効果でしょうが、6兆円が12兆円となっても、果たして効果がどうなのか?
企業の内部留保が増えるだけではないでしょうか?
今まではこの6兆円を振り分けていたから、企業努力をしなくても大金が入ってきていたのではないでしょうか?日本経済が今下支えできるような土台が企業にしっかりあるかどうかは、今後の経済の動きで本当にわかります。
就活生さん、この危機的状況こそ、本当に強い企業と、日銀や政府のお金に守られている企業かを見極めるチャンスです。志望企業の株価を絶えず絶えずチェックしてください。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫