就活グループワークで問われる力量。
みなさん~、こんにちはー、大阪の就活塾、内定コーチング関西校です
就活グループワークの先には何がある?
インターンに参加するとグループワークをよくさせられます。このグループワークはとても大事です。ここでの取り組み方がいい人は早期選考の切符を手に入れます。
うちの学生さんで、土曜日の夕方たまたま時間が空いたから、ネットでインターンを探していたら行きたい企業のインターンがあったので参加しました。そして当日半日のインターンに参加したら、取り組み方がよかったから、インターン後に呼び出され、「早期選考の案内」をうちの学生さんだけもらいました。その内容には具体的にどういうことが聞かれるのかも書いてあり、その準備を急遽しました。そして内定をもらいました。ここで間違えたらいけないのは、聞かれることはあくまでも予想です。人事の人が言っているわけではなく、そのインターンに参加していた企業のリクルーターが考えたものです。だからおそらくこういうことが聞かれるから準備だけはきちんとしてね、ということです。実際面接で聞かれたことはそこに書いていない事ばかりだったそうです。別の学生さんは、アルバイトしている子のみの早期選考型インターンに参加し、その取り組みがよかったのでそのまま選考を進めました。他の学生さんはグループワークの表象として、そのチーム全員が早期選考の切符を手に入れました。
グループワークで重要なこと
①目標を明確にする。役割決めよりも重要です。
まずチームで動きます。役割決めは大事ですし、積極的に書記やリーダーに立候補すべきでしょう。ただ大事なことは、参加者全員がリーダーであるという事です。
ゴールが大事です。もちろん企業側から話はあります。その目標をもう一度再確認することも大事です。さらにゴールの姿もイメージできるような話をしていきましょう。
例えば、「話し合いの最中は基本明るい雰囲気をだそうぜ。」「人の話の否定はやめとこうぜ」「全員積極的に話して、最後はどのチームよりも元気な話し合いができたと実感できるチームにしよう」などゴールのイメージも話してみてください。リーダーはあなたでも誰でもいいです。大事なことは全員が同じ目標とゴールに向かって進むことです。誰一人欠かすことなくです。全体のチーム雰囲気を作るのはあなたです。あなたがチームの雰囲気を作り上げてください。
そういう鼓舞するのが苦手な人は、人の話を絶対に肯定するようにしてください。ポイントはイエス・バットです。そうそうわかる。でも~、と自分の考えを話してください。
②時間厳守。タイムキーパー
これが実はとても大事です。新商品についての根拠も示してプレゼンするという内容でしたら、何時までに商品を決める、という時間を守ってください。あくまでもグループワークです。新商品を本当に作るわけではありません。時間が足りずに終わってしまうということはあり得ません。もちろん企業側は何も言わずに笑ってくれると思いますがまずアウトです。プレゼンするのに準備ができていないというのはそれは会社としてはあり得ません。さらに大学生と社会人の大きな違いが時間の概念です。生産性という言葉は時間と比例します。かたや学生さんは時間が無限にあると思っています。その時間の感覚のズレを見ていることもあります。
③時間の感覚
大学生さんのアルバイトはほとんど時間給です。時間給とは時間で働くことです。ここで間違いがあるのが、時間で働くというのは、その時間内拘束されることを考えます。しかし実際はぞの時間内で成果を挙げることです。月給制は月単位で成果を挙げ、年棒制は年単位で成果を挙げることです。時間での成果とは、月単位に必要な時間の一部のことです。と考えていくと時間の感覚が変わります。ほとんどの人が時間拘束が時間給だと考えているのです。成果を意識した取り組み方に変えるのです。サラリーマンは時間勤務、ビジネスマンは成果です。企業がこれから欲する人はビジネスマン的な人々です。だから時間管理がとても重要です。
グループワークで見られること
もちろんまずはチームの成果です。成果があるから報酬があるので、その報酬の一つに早期選考の切符などがあるのです。これが互いのメリットになります。では成果以外では何を見るかと言いますと、
①聞き方。
一見関係ないと思うかもしれません、成果を挙げるためにはいろいろな人の話を聞いてあげることが大事です。人の話を聞かずに自分の意見ばかり押し通す人などは企業にとっては一番迷惑な人財です。相手の顔を見てきちんと話を聞いているか、先輩や上司にはできても同輩にできない人が多いのです。同輩にできないという事は、後輩にもできません。相手を見て話を聞いてさらにそれが理解できているかです。傾聴力(話し手の気持ちに寄り添って聞く)というのはある意味では今のトレンドでもあります。聞いているふりではなくきちんと聞けているかは、実はワークの時の行動でわかります。
②話す内容
このはなす内容は、目的に向かってどれだけズレずに話ができているか等です。聞いているだけでは絶対にいけません。はなす内容と聞き方はセットです。この両方がないとチームは進んでいきません。以前とある知り合いの学生さんが、私のグループのグループワークはいつもワイワイとなり、話が脱線するんです。でも明るい雰囲気でやれているからいいんですよね。と言っていました。その学生さんの就活は本当に苦労しました。うちの学生さんだったら修正してあげるんですが、その学生さんは話がいつもズレるんです。だからこのグループワークもずれていることを気にしません。だから楽しいだけのワークになり、何のために行っているのかを忘れてしまいます。
こういうおちゃらけワークもいいとは思いますが、こういうワークの弊害の一つに、学校の単位の問題があります。単位取得が目的になるからお茶らけてしまうんです。企業側もお客さんになりうる人に文句は言いません。その雰囲気を楽しんでいる学生さんがしっぺ返しに合います。
次に話し方では、全体を鼓舞する話ができていたり、話すという事は目的をきちんと理解できているかが見えてきます。
③As is(現状の姿)To be(あるべき姿)を見れているか。
グループワークの場合は、多くは何かを考えだす作業です。ですから未来のことを予想するわけです。そのときに現状をきちんと把握しているか。足元をしっかり見れているかです。だいたいどの人も未来のことを言われたらそのことばかり考えてしまいます。未来を作りには過去をしっかり見つめないといけません。それは事前準備です。事前にその企業はどんな商品で市場を取り、強みは何か、そしてその企業が抱える市場の問題点は何か?など事前に調べておく必要があります。As isとは、事前準備です。企業も時間と費用をかけて皆さんを迎え入れるのですから、向かられる側もそれなりのできる限りの準備はしておくべきです。
グループワークは自分の長所の見せ所
グループワークで意識したいのは、自分の強みを見せるところです。書面では協調性があり、全体を活気だたせることができる、と訴えても、実際はただ同意しているだけという人も多いです。必ず自分の強みを再確認してから臨んでください。
この強みをアピールするためには積極的に発言することです。発言は危険ですが、発言しない限り評価はありません。黙っていたって駄目なので自分らしさをしっかり発言してください。うちの学生さんでグループワークから選考に進んだほとんどの子は「ワーク中の積極的な発言が好印象だった」というお言葉をいただいています。
①積極的な愛の手を
積極的に発言しているのがいいというわけではありません。大事なことは知識です。業界の下準備をしっかりしてください。グループワークはワーク中の本人の様子を見らているわけです。しかもぼんやりと俯瞰して見ているわけですから、そうなるとリーダーが一番目を奪われやすいのです。リーダーでもリーダー役でなくてもリーダーの人はいます。肝心ポイントはチームの雰囲気をどう上げていくかです。一人の強いリーダーが引っ張るリーダー像も大事ですが、全体をやる気にさせるリーダーも大事です。ですのでまずは知識をしっかり持ってください。
その上で、チームを盛り上げる役割をきちんとしてください。いい発言には、いいね~今の、とか、それいいやん、とかプラスになるような相槌を心がけてください。話の節々に、合いの手だけでなく、愛の手となるような、愛槌をいれながらチーム全体が盛り上がるような雰囲気をかもしだしてください。
②グループワークでしてはいけない事
グループワークでしてはいけないことは、論破です。相手の話を崩していくことはいけません。かといって受け入れるだけでも行けません。相手を尊重しながら、意見をきちんという事が大事です。目標到達が必須です。限られた時間なのでみんなでやるためにも雰囲気を崩す論破はいけません。ある企業のグループワークは勝ち上がり形式のワークでした。これは論破しないと勝ち上がれません。そういう企業がいいというならそれはいいと思います。やはりグループワークやグループディスカッションは社風が出ます。どういう社風かを事前に調べておく必要があります。大手だから、名前をよく知っているからだけで応募すると社風違いの企業はいくらでもあります。
まとめ
グループワークには、事前準備として、業界の知識は必須です。企業は時間を割いて皆さんに用意するわけですので受ける側も準備をきちんとしておきましょう。次に、普段の何気ない行動が見られます。自分の強みをそこでしっかりアピールしてください。
チームで大事なことは目的目標の到達です。それを必ず掲げ、そこに到達するように行動してください。企業はそのグループワークで目をつけるのは1回につき1人くらいだと思ってください。その1人にあなたがなれるかどうかは、そのチームをどう引っ張るかだけです。リーダー役でなくてもリーダーになって導いていきましょう。
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫