えっ!東芝3分割って。

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

30年前の映画でAIの話がすでに出ている

東芝が、東芝関連企業約300社を①インフラ②電子機器などの「デバイス」③半導体メモリーに分け、それぞれ上場させていくそうです。そもそもの問題は、6年前の不正会計と原子力事業の巨額損失です。東芝は140年以上続く巨大企業です。その巨大企業が分割されるとなるとまるでカネボウと同じです。カネボウについてはこちらのブログをお読みください。「 内定コーチング流 社歴の長い企業がいいのはなぜ?」 。100年続く大企業だって潰れるんです。それが企業経営です。東芝なんて日曜にサザエさんやTBSドラマなどの単独CMをずっと継続してきた会社です。日本中の人に認知されていた会社がこういうことになるんです。会社の経営は経営者の一存と不正隠しであっという間になくなります。我々就活生は何を基準に企業の存続を見極めれるのでしょうか?

この回答はないです。ソフトバンクの孫さんだって、楽天の三木谷さんだって、今は元気だから企業が強いですが、いなくなればどうなるか?です。つまり企業の未来はわかりません。そういう意味では30年後の世界をどうやって予想するかはとても重要な就活の要素です。その一つの選択肢として映画を見ることも一つかもしれません。今から20年前の映画の中でAIについて言及しています。その前の映画なら、ターミネーターで人工知能のロボットの話が言われています。踊る大捜査線2では、防犯カメラの監視社会の話が出ています。これら映画はもともとは空想です。しかしこの空想は取材に基づく空想であると理解してください。今から30年後の未来にはもうすでにその小さい種はばらまかれています。それを我々が知ることはできません。ある特定の人たちは知っています。そういう人に対して取材をしていき、そして空想を練り上げ、脚本が出来上がるわけです。もちろんファンタジー性の強さや弱さもありますが、取材に基づく映画は、未来を考える上では重要な要素ではないでしょうか?

20年前に東芝がこんな目に合うなんて、サザエさんを見ながら思うわけがありません。それが未来なんですね。だからこそ企業選びで大事なことは現在の企業規模の大きさではありません。何が社会に必要で自分はどういうスキルが必要かをしっかり考え抜く力がこそ大事です。企業に食わせてもらう生き方はもう駄目ですね。

80才超えの経営者の企業はやめといた方が・・・

どこの企業でも大変なことは後継者の育成です。柳井さんだって、玉塚さんを後継者に考えていても辞めてしまいますし、孫さんだって、後継者と言いながら自分の都合で辞めさせます。さらにファンケルの池森さんは創業者です。そして65才で引退し、後継者に会社を託しました。しかし業績悪化で再び75才で復帰です。くわしくは、過去のブログ 理念型経営とカリスマ経営者 をお読みください。復帰してキリンに身売りするということをします。創業者だから株も多く持っていたでしょうし、こいつはだめだから俺!そして業績回復してもどうせ次の人も上手く行かないから、高値でキリンに売ろう!ということをします。つまり株の所有と過去の実績による経営者の私物化です。60代まではある意味では謙虚にできていたでしょうが、70代の半ばを過ぎるともうエゴが勝ります。いつまでも自分は若い、と考えている経営者も本当に多いでしょう。大塚家具の創業者が新たに匠大塚を創業した大塚さんはある意味ではチャレンジャーです。親子げんかで創業した大塚家具はなくなりましたが、自分でもう一度立ち上げて経営しています。自分の考えている経営と社会の認識のずれをきちんと今実感していると思います。大企業経営者はそれがなくなってしまうんですね。いつまでも自分が先を行っていると誤解をしてしまいます。後継者が上手くいっている企業もあるでしょうが、やはりそれはわかりません。特に先代が1代で大きくした企業の場合はよくよく情報を得ないといけない気がします。

吸収した側の社員とされた側の社員ではモチベが正直異なります。これがM&Aの難しいところです。カネボウのクラシエみたいに単独で存続しているならいいですが、キリンに吸収されたファンケルの研究員が上手くキリンの研究員と意見交換できていい商品が作れるかは微妙です。さらにM&Aの多くは、買い手の企業が役員を送り込みます。そしてそのうちに生え抜きの役員はいななくなり、会社の看板も消えてます。三菱東京UFJの東京銀行の東京がなくなるようなもんですね。

話は脱線しましたが、強引な決め方をするのは創業経営者です。そういう意味でも創業者の年齢は意識しておいた方がいいですよね。大体高齢になっている創業者は会長になっている例が多いです。会長になって都合で社長に出戻りますね。それが悪いことではないですが、高齢の場合は会社の私物化の疑いはぬぐえないですね。

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