巻き込む力を過信しすぎてはいけません。

みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。

巨額投資詐欺?

お笑い芸人のTKOの木本氏が巨額詐欺に関与しているということで事務所を対処したそうです。7億円も集めて、投資をしていた人が行方をくらましたとか。木本氏自身はキックバックは多少受けていたと思いますが、善意で吹聴していたそうです。大物芸人さんたちも木本氏の関与を否定しています。あいつはそんなことをする人間ではない、とか、あいつは本当に善意からそうしていたんだ、とか多数擁護しています。その人間性は素晴らしいと思います。人間性で7億集めれるというのはすごいことです。ただ、彼は、自分の人間性に酔いしれていたのではないでしょうか?

人としてやっかいな承認欲求です。いいねを集めるというのと同じなんです。お金に目がくらんだのではなく、自分の人間性に信じてお金を投資しようとする、人間性への承認欲求です。これはある意味でプライドと同じです。自分はよかれと思ってした行為にどんどん人が巻き込まれていく、その渦の中心は自分であるという自慢です。人の数が信用の数だと思い、どんどん酔いしれていきます。これは巻き込む力のある人は陥りやすい現象です。自分の言動や行動にこれだけの人が共有したり、賛同してくれたりしてもっともっと喜んでもらいたい、という欲求を刺激するわけです。金額は全く知らなかったと思います。気が付けば、7億円も集まっていたというわけです。あくまでも自分の影響力を楽しんでいただけですから、悪意のない承認欲求だから怖いもんですね。

巻き込む力のある学生は本当に多いです。この強みは企業からは喜ばれます。いい意味でのインフルエンサーなわけです。この力が悪用されたわけですし、本人のしらないうちにもっと喜んでもらいたい、もっとみんなに幸せを提供したい、という欲が増してくるわけです。就活生の巻き込む力で失敗したことはそうそうないと思いますが、この力が行き過ぎてはこうなる典型の話です。つまり欲を制御する理性が本当に大事だと思います。理性が働けば、どれくらいの人がどれくらい投資してるかわかるはずです。1人が5000万投資していることを知っていれば、必ずその投資を注視してい来るはずです。影響力への欲求がこの肝心の理性を凌駕してしまったという事です。感性を抑えるのは理性です。理性をきちんと鍛えることで行き過ぎる欲は抑えられるかもしれません。理性を鍛えましょうね。

巻き込む力に巻き込まれる人

巻き込まれる人の多くも、実は感性が強く働きます。この人が楽しそうだから、この人といたらワクワクするとか、そういうところが第1歩目ですね。その後に理屈がきます。ここを冷静に対処しないといけません。あくまでもワクワクで飛びついたら、次から理性を働かせます。でも内容って正直わからないですよね。だからチャレンジしないと成長はありません。あの有名な投資家のパフェットだって、最初はわからず投資していったはずです。リスクを取らない限り成長はありません。その使い分けを本人がどうとるかですよね。そのリスク分散が理性です。どう分散していくのかを学生なりに考えて分散していきます。分散するという事は、リスクは回避できても、リターンも少ないです。そういう意味でどちらを取るかも理性なんです。

うちの学生さんも、1回生のときに15万円詐欺にあいました。それを回収しようと頑張ろうとしましたが、それで友人を失いかけました。そこから考え方を変えて、自分を見つめ直し、いろいろな行動にチャレンジし、上場企業に就職しました。彼は15万の詐欺のおかげで変われたと言っています。詐欺がいいというわけではありませんが、巻き込まれる人は次から行動を変えないといけません。それが理性的な行動です。

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