就活生の企業HPの見方。
みなさん~、こんにちはー。大阪の就活塾、内定コーチング関西校です。
まずは理念経営かを確かめる。
まずは理念経営についてはこちらの過去ブログを参考にしてください。→「王道経営をしている企業選び」
さて、この理念経営型かどうかは正直働かないとわかりません。OB訪問などすればすぐにわかりますが、HP上でどうやってわかるのでしょうか。その一つが、理念に対するボリューム度です。理念だけ書いているようではダメです。創業の精神や、理念の体系、及び、その理念に対してわかりやすい説明などがきちんと書いてあるかどうかです。理念経営している企業は働きやすいという事はあります。判断基準が理念なので、そこを新人だろうが、ベテランだろうが経験値というはかりでなく、議論ができるんです。
理念型の企業だと判断できれば、理念をきちんと読み込むことです。理念は美辞麗句で書いています。その書いている美辞麗句を詳しく読んで自分の過去の事例に落とし込んでみてください。この時にこういう判断ができたかもしれない、など気づくことがあるかもしれません。
沿革を確かめる。
企業の歴史はとても重要です。沿革を読んでいくと、初代社長が石田さん。2代目も石田さん。3代目は山田さんとなるとあれ?3代目は名字が違うぞ?となります。そして3代目の山田さんの経歴を見ます。その山田さんは三井住友出身だとなると、銀行の人が3代目?とあれれ?となるわけです。そこでいろいろなことを予想します。この会社は・・・など。
他にも社長のまえに多角化や事業展開のことも書いています。そこからいろいろなことを読み取ります。そし石田一族はどうなっているのかを取締役や役員さんを見ます。例えば、トヨタの奥田さんトヨタの直系ではありません。いわゆる親戚筋です。つまり直系からすると中継ぎです。しかしその中継ぎが中継ぎではなく牙をむいたということがありました。それは失敗に終わりましたが。このように名前が変わってもどういう位置で直系が会社に残っているのかで、山田さんの位置づけがわかります。
社長がどうのこうのとなったってといいますが、同族企業は意思決定が早い分、殿様のような扱いを受けます。大王製紙の御曹司のようにです。同族企業が悪いわけではありません。ただ健全な民主性がとられているかは疑問です。意思決定の賛否は株式の所有数に比例します。かといって同族企業はそれ以上の主従関係が存在します。トヨタだって今GRシリーズを販売しています。コマーシャルでも社長の道楽か?と言ってました。GRシリーズはどう考えても社長の道楽です。私はGRシリーズは大好きですし、次に購入するときはGRヤリスなども検討しています。しかし販売台数は顕著に表れています。社長がレースにこだわるからGRシリーズが継続されます。それが同族企業の実態なんです。
製品をきちんと知る。
就活生が企業に入るときに、多いのが売るか作るかの部署です。一部優秀な学生は経営やマネジメントに準ずる部署に行くことはあります。ただ作るか売るかなので、大事なことは自社の製品をきちんと知ることです。この製品は何を作っているのか、特徴は?他者との比較は?など製品の特長を調べて言えるようにしないといけません。よく修理担当の人で修理の仕方が方程式のようにしている人がいます。これでなかったらこれ、これでなければこれ、というように決めつけて次へ次へと変えていきます。製品にはそれぞれ特徴があります。大企業の場合はいろいろな製品を扱っていますが、その一つ一つの特徴を捉えることは不可能です。だからこそ、HPに載っている製品や商品くらいはきちんと把握していないといけません。
わからない単語や知らない言葉がないように!
これが一番大事です。HPは企業が多くの費用をかけて作っています。大学入試のようにしっかり紙に書き出して知らない単語がない様にしてください。企業の人も知らないことは多いです。質問の際に、聞いてもわからにという返答が返ってくるかもしれません。しかしそうなれば返って学生側に有利です。企業担当者も知らないことをきちんと調べているという事で評価が上がります。
ホームページを制覇した人は企業を制します。眺める見方は絶対にやめてください。きちんと読んで、まずは知らない言葉がないようにしていきましょう!
≪斎藤塾長のプロが指南の就活の極意≫
オンライン就活セミナー開催中↓