適正試験を小ばかにしてはいけない

金利上昇。

日銀総裁が学者さんに代わりました。この人は東大数学科卒だそうです。しかもキレッキレの頭の良さです。これで長期金利は必ず上がります。秩父事件をご存じでしょうか?これが政治を大きく変えていきました。簡単に言うと西南戦争やら、富国強兵やらで政府がどんどんお金を刷って都合をつけた結果インフレが上昇し、それに怒った人が金利上昇に伴う借金の免除を訴えたが聞いてもらえず力で制圧された事件です。これからの日本はこうならないのかが心配ですね。

さてお題でいうとよく学生さんから、適性試験の話が出ます。実は企業はこれを重要視しています。理由は人はうそをつくからです。この適正がパフォーマンスの高い社員をモデルに作られているケースもあります。話す内容よりも適性が自社の数値に合っているか否かが通過のポイントになります。

適正試験には2つの面があります。1つ目は能力テスト。2つ目は性格テストです。能力テストは問題を解くことで慣れていきます。選択式が多いのですが、言語(国語)相当はよく解けて、非言語(数学算数系)はできないという学生さんは多いです。無理して苦手な数学系を勉強するよりも得意な言語を学習しながら基礎知識を身につけてください。替え玉受験があるようにこの手の能力テストの数値の選考基準は上がってきています。それくらい基礎学力に対する怖さが企業側にはあるんです。

性格テストに関しては、誤魔化しができません。ただ下手に深読みするよりも少し極端に答えた方が全体の数値は上がります。多くは5段階です。自分の回答が5よりだけど4にする学生は多いと思います。なるべく切り上げて4.1なら5くらいの答え方をするくらいで丁度いいんです。これをすると3は減ります。3という曖昧な答えをなるべくしないためにある程度大胆に答えるくらいで丁度良くなります。大事なことは自分らしさです。個性をしっかり出すことが大事なんです。中途半端な選択は個性につながりません。ただこの話はあくまでも参考程度にしておいてくださいね。

企業研究が肝ですよ

今年は例年に比べて早期選考が本当に多いですね。うちの学生さんでもほとんどの学生さんが2月の段階で内定を1つは取り付けています。これはインターン参加の早期選考です。4月から始める人の場合は慣れていない分やや不利になります。ほかの人は1月、2月で面接慣れができている人が多いです。面接慣れの利点はどの時点で何を話すかがわかる人です。

最近面談していて思うのが、業界がコロコロ変わりすぎます。1次試験通過しているのにもうよそのことばかり考えています。まず大事なことは業界研究です。その業界のことをしっかり理解しておきましょう。理解する内容は①売上高による業界順位②トップ3の製品などの強み③事業所数④海外販売シェア⑤業界全体の方向性などです。そして次に、受ける企業の研究です。これは事細かに調べないといけません。製品の強みや製品の特徴。いろいろある製品に対してのその企業の戦略。製品やサービスを中心に調べてく必要はあります。知識のない学生さんの多くはその企業の商品や製品、サービスなどを調べないんです。例えばトヨタ車なら、車の特徴は主要諸元表を見て、最大トルクや最大出力を調べます。ではトルクとは何ぞや?から調べていきます。そしてこの2つの違いを理解してほかの車と比較します。こういう作業を怠るからうまくいかないんです。こういう研究が面接の話で有効になります。こういう話は2次試験からの準備で十分です。いつまでも1次しか通過しない学生は企業研究がおろそかなんです。企業研究がおろそかな原因は興味関心への知識不足です。自分がどう見られるかばかりの肩書きや見た目ばかりの過ごし方をしているから、会話で必要な常識がなくなります。企業さんと話するときは製品に関してのある程度の知識は常識内です。

面接官に真面目さをわかってもらう!

社風の合う学生が採用されます。でも社風も大事ですが、社風を見極めることはとても難しいんです。どこの企業も挑戦心があって、協調性があって、とか欲しい人材の話をします。本当に共通しているんです。社風を意識しているとわからなくなります。社風に合う合わないは学生側が見極めるものではないんです。だから学生側がすべきことは、真面目になるということです。大学受験もコツコツ単語を覚えたはずです。そのコツコツを企業研究に充ててください。わからなくても充ててください。1つわかってくると次もわかってきます。このコツコツさがある人はうまくいきます。今の自分の感情で動くからやらないんです。調べないんです。社風に合えば必ずうまくいきます。でもわからないならコツコツするしかないんです。挑戦心がなくても真面目なら必ず採用されます。その真面目な基準が企業研究です。HP上で知らないことやわからないことがないくらいで初めて面接官に真面目だとわかってもらえます。真面目だから採用されるのではなく、面接官に真面目とわかってもらえて初めて採用されるんです。

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