とある女子学生の就活

彼女の大学の偏差値は低い。

関西のとある女子大学の学生さんの話です。彼女は今時価総額2兆円規模の東証プライムの企業を受けています。ESが通過して一次面接になりました。ESからして無理だろうと考えていたところに面接の話です。この面接前にも実はポカをしてしまいましたが、それは割愛させていただきます。一次面接は熱意をアピールしました。非常に直線的な人でこういう想いが伝わりやすい学生です。本人曰くは面接官が若いので、正直その空間を自分のものにできたそうです。その日に連絡があり、2次面接です。企業分析を徹底的に行っていました。練習していて、企業分析が自分の過去の行動とも一致しています。自分らしさとは、自分の強みを至る質問でどう感じてもらえるかです。それが見事できていました。最終面接になると逆質問です。根拠を明確にして質問していきました。見事に内定を頂きました。学校も大騒ぎです。

今皆さんが思っているほど学歴偏重ではありません。学生さんだけがマウントを取り合っている感じです。彼女は学生生活をとても有意義に過ごしていました。チームで成果をあげ、企業ともコラボして商品を作り、いろいろなところに友人と出かけ、コロナ禍だったから、旅行はできませんでしたが、活動はできるだけしていました。そういう経験が彼女のコミュニケーション力を上げていきます。意図してあげているのではなく、自然と上がっていったんです。これが経験なんです。1次面接での彼女の勢いがその後の面接に全て乗っていきました。

学生生活は4年間です。その4年間での交流が人を大きく変化させます。4年間の間に人はすごい成長をします。その成長は自分の強みを活かしながら成長しています。その強みこそが今まで養ってきたものです。だからこそ、その強みを言語化して表現していったのが彼女なんです。

企業研究と自分のことをうまく組み合わせて話ができる?

自分の得意な分野があります。環境や食品、栄養や機械。大きな企業はさまざまな取り組みをしています。環境が得意なら環境のどういった分野の知識をふやすか?水素やZEBなど少し深ぼった知識をつけていきます。そうすることで企業のこういう分野に興味関心を持ち、そこの視点での話をしていけれます。その知識は学校の授業からでもいいです。そういう企業のしていることと自分がしてきたことが上手く重なり合うと話がスムースに進んでいきます。多くの学生が根性論を訴えていきたがりますが、それでは企業には通じません。自分の知識をどこまで上手に伝えられるかがポイントです。

全ての企業が人材を見ているのではありません。学歴にこだわる企業もあるのは事実です。ただ少子化なのでその学生がどこまで知識があり、コミュニケーション能力があり、という企業が求めている能力にこだわっているのも事実です。そのためにももっと学生さんは自分磨きをしていかないと能力は上がりません。人に迷惑をかけても自分の能力を上げるくらいの気概でちょうど良いんです。

最近必要な能力は分析ではなく、思考錯誤。

効率的というと冷たい書き方です。しかし効率的に考えようとすることが大切です。なんでもかんでも最短距離を求めているわけではありません。思考錯誤が大事なんです。「こうしなさい。」「はいわかりました。」という人材は喜ばれません。「こうしなさい。」「こういう目的で言っているんだから。こうした方がいいかも?」と考え、「こうではどうでしょうか?」と提案し。「よし、そうしよう」となる考える能力が大切です。これを身につけるためには思考錯誤していかないとつきません。工夫し、改善していく能力が求められています。

その思考錯誤は経験からでしか養えません。分析する人は本当に多いです。でも素人の分析は所詮は曖昧です。行動して分析して結果に結びつかない限りは意味がないんです。成果につながる行動こそが企業の求めている人材です。就活ではよく自分のことばかり話をして、未来のことが話せない学生が多いです。これは分析ばかりをして欠点ばかりを指摘しているから未来を描けないんです。

最終面接では未来を語ろう!

一次面接、二次面接、最終面接と聞かれることは同じことが多いです。理由は面接官が違うからです。ただ面接が進めば進むほど、内定を辞退しないかが大きなウェイトを占めます。そこに自分のキャリアプランをきちんと話ができていくとその辞退は低いと感じてもらえます。最終面接で大切なことはその企業で何をしたいのか?そのためには自分はどういうプランで進んでいくのかという自分なりの考えです。企業のジョブローテーションに従います、などという受け身な姿勢では成長はありません。個性をしっかりアピールできたからこそ、彼女は無事に内定をもらえたんです。大学生活の過ごし方こそ偏差値以上の価値を上げます

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